第1ハウス カスプのルーラー

第1ハウスのカスプを「アセンダント(ASC)」と言い、その人が生まれ持った性質を表しますから、ホロスコープを読み解く際に重要なポイントとなります。
また、そのカスプのルーラー(支配星)を「統治星」と呼ばれています。

アセンダントを調べるには、正確な出生時間と出生地が必要です。

ホロスコープを作成する際に「出生時間と出生地」の情報も加えることで「ハウス」も加味してホロスコープを読み解くことが出来ます。

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カスプ とは

各ハウスには境界線が存在し、その境界線のことを「カスプ」と言います。

カスプ(境界線)は、ハウスの始まりを表し、12サイン(星座)のいずれか一つのサイン(星座)から始まります。

占星術では、カスプの位置にあるサインを重要視します。

そのサインにはルーラー(支配星)が存在ます。
各サインのルーラーは下記の表をご覧ください。

サイン ルーラー
牡羊座 火星
牡牛座 金星
双子座 水星
蟹座
獅子座 太陽
乙女座 水星
天秤座 金星
蠍座 冥王星、サブルーラーは火星
射手座 木星
山羊座 土星
水瓶座 天王星、サブルーラーは土星
魚座 海王星、サブルーラーは木星

第1~12ハウスいずれかのハウスに第1ハウスによるカスプのルーラー(支配星)が在室します。

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第1ハウス カスプルーラーの連鎖による影響とアスペクト

下記の図は、第1ハウスのカスプ(アセンダント)が牡羊座でルーラーが火星です。
このホロスコープの場合、第1ハウスに天体がありません
この場合、第1ハウスのカスプルーラー(支配星は火星)で推測します。

さらに、火星が入るハウスと形成するアスペクトで解釈します。

上記のホロスコープでは第1ハウスが牡羊座ですから、カスプのルーラーが火星です。
また、第1ハウスのカスプはアセンダントであり、そのルーラーは統治星となります。

統治星である火星第2ハウスに在室し、第10ハウスに在室する金星とトラインを形成。
さらに、第2ハウスに在室する火星と第6ハウスに在室する土星ともトラインを形成しています。

解釈の一例として…

自己の個性を活かしながら情熱的に財を築きます。(第2ハウス火星)
女性からの支持が高く、芸術的な才能や人気運にも恵まれます。(第10ハウス金星)
日々の仕事においてはシビアで努力を惜しまないタイプ。(第6ハウス土星)
グランドトラインを形成していますから、調和のとれた連鎖を矛盾なく巡るホロスコープです。

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第1ハウスのカスプルーラーの連鎖でホロスコープを読む

第1ハウスのカスプルーラーが在室するハウス別で起こり得る傾向の一例を紹介します。

各ハウスに在室する天体と形成するアスペクトがソフトアスペクトなら調和、ハードアスペクトなら緊張状態になりやすい傾向があります。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第1ハウスに在室

自己主張が強く、行動を起こする直接の心的原因が「自分自身」ですから、しっかりとした自分を持っています。
基本的に周囲の人々や環境などからの影響を受けることは少ないでしょう。
闘争本能が強く、主導権を握り、開拓精神も旺盛です。

ナルシストな面もありますから、自分が周囲からどのように「見られているのか」が気になるようです。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第2ハウスに在室

第2ハウスは個人の所有物や自己価値を表すハウスです。
その第2ハウスにアセンダントのルーラーである「素の自分」を繋げますから、物質欲が強まり、所得確保を第一に考え行動します。
社会で働く者にとって「収入=評価」であると捉えています。
また、モノを創り上げることで発生する達成感は自己を満たします。
その為、結果的に経済的成功が自分の人生の成功であると捉えている傾向があります。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第3ハウスに在室

第3ハウスは「個人の知識」のハウスで言語やコミュニケーションの特徴を表します。
第1ハウスのカスプ(アセンダント)は、この世に飛び出すパワーであり「生命力」です。

その生命力を活性化させる為、環境の変化や旅行、常に新鮮な知識を得る為の教育を必要とします。
また、自己主張で一番の手段が会話や文書であります。
知的好奇が旺盛で変化を好み、夢を目標として追い求める「少年のよう心」を持っている傾向があります。

常に変化が多い環境や生き方をする事で生命力が活性化されますから、逆に閉鎖的で変化のない環境や生き方をすると、その人らしい輝きがトーンダウンするでしょう。

第3ハウスは兄弟のハウスですから、兄弟との関わりや問題も発生しやすい傾向があります。

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第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第4ハウスに在室

第4ハウスの象徴である「家庭」主に「親」を表します。

親や家族と深く関わり、自分が安心して過ごすことが出来る家庭環境を確保することで健全な自尊心が養われます。

また、第4ハウスは生まれ故郷(土地)や最終的にたどり着く土地として墓も表します。
従って、土地や墓に対する執着が強く現れる傾向があるでしょう。

家族との関係が心を通わせる関係が築けていたり、自分と似たタイプの人との中で安心感を得ることで自己肯定感が増します。

仲間意識の強さから、排他的だったり、視野が狭くなる傾向があるでしょう。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第5ハウスに在室

第5ハウスは創造性や趣味、恋愛など自分を熱中させるハウスです。

第5ハウスにアセンダントのルーラー(支配星)が在室すると遊び心や冒険心、仕事に趣味であり、趣味が仕事になる傾向があります。
その為、自由に仕事をする為に事業欲が強く現れるでしょう。

自分の可能性を試したいと思う冒険者です。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第6ハウスに在室

第6ハウスは雇われて業務に就く仕事、事業主なら従業員、病気や自己管理のハウスです。

第5ハウスのように「自分を試す」為に仕事するのではなく、的確に仕事をする為に仕事をしようとします。

仕事への取組みにおいては細心の注意を払い、丁寧で神経も使います。
また、職場の規則は忠実に守り、環境に自分を合します。

従って、自己主張は控え目になる傾向があります。

健康と管理に関わるハウスですから、本人が病気になりやすい場合もあり、逆に病人のお世話をする仕事に就く場合もあります。

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第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第7ハウスに在室

第7ハウスはパートナーのハウスで、一対一の関係。自分と他人(パートナ)を表すハウスです。

配偶者やビジネスパートナーとの関わりの中で自己のあるべき姿を見つけ出そうとします。
他者からの評価を気にする傾向があり、人の目や世間体が気になります。

他者に対する評価は他者の為でもありますが、自分の為でもあります。
その働利かせから社交的で人から好かれます。
また、自分と他者との関係を客観視することが出来ます。

ただ、支配星が他の天体と形成するアスペクトがハードに働くと摩擦や緊張状態が発生します。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第8ハウスに在室

第8ハウスは性的な事柄がクローズアップされやすいハウス。
第1ハウスのカスプはアセンダントですから、その人の外見を表します。
その影響から性的な魅力があり、カリスマ性もあります。

探究心を発揮することで個性を発展させます。
物事を深く考えたり研究するような医学や心理学、運命学に興味を示します。
また、自分のルーツにも興味があり、先祖との縁も深い。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第9ハウスに在室

第9ハウスは教養・哲学・海外を表すハウスです。

生れつき哲学的な感覚の持ち主ですから、自分探しの旅に出たり、自分探しの学びなどを自由奔放に活動しようとします。

傍目からはロマンチストでマイペース、自由過ぎるようにも見えるかもしれません。

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第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第10ハウスに在室

第10ハウスは社会的地位を表すハウスです。

社会的地位を獲得することで、自分のよりどころを見つけますから、プロ意識の強い人物に成長するでしょう。
その為には、相当な努力と自制心が必要です。
また、それに伴い責任も負う事になります。

素の自分と社会的自分との間で葛藤を感じることもあるでしょう。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第11ハウスに在室

第11ハウスは多数の友人・友愛、また願望のハウスです。

サークルやグループなどの活動に関わることで自分自身を見いだしたり、将来への展望が見えてくることがあります。

また、社会のルールに縛られたくない欲求が強いので常に理想を求めます。

第1ハウスのカスプルーラー(支配星)が第12ハウスに在室

第12ハウスは隠れた部分「潜在能力」で、芸術やスピリチュアル的な事柄にその能力を発揮させるでしょう。

ひとりになれる静かな場所で自分の感情と向き合うことで精神的安定し、自分を見出すことが出来るでしょう。

人目に触れないところで奉仕活動などを行いますから陰徳を積むでしょう。

人間が持っている潜在意識は顕在意識よりはるかに大きいモノですから、大きな実力を隠し持っています。