発展・拡大を担当する ”木星”
目次
西洋占星術に於ける 木星 Jupiter
- 公転周期…11.86年、約12年
- 逆行周期…1年ごと。
- 逆行期間…4ヶ月間。
- 人物…寛大な父親像、教師、宗教家、法律家。
- 象徴…幸運、楽観的、拡張、発展。
- 身体部位…肝臓、大腿部の関節、胆のう、胆汁、大腿部の関節、血液、動脈、成長ホルモン、生殖欲を司る脳の機能
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木星の公転周期とホロスコープ上の木星
木星の公転周期は、11.86年(約12年)かけて、一周します。
ホロスコープ上では11.9年(約12年)で一周します。
1つのサインに滞在する期間は、約1年です。
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木星の逆行とは
木星の逆行は、1年ごとです。
逆行期間は、約2.5ヶ月間ほどです。
太陽を内側として見ると、木星(※外惑星)は地球より外側を公転しています。
※地球より外側で太陽を公転している惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)のこと、占星術的には冥王星も含まれます。
地球が木星を追い抜く際に、地球から見ると木星が逆行しているように見える、”見かけの現象”です。
実際に天体が逆行することはありません。
惑星の公転は、太陽に近い方ほど速いという特徴があります。
太陽には、惑星を動かす力があります。
その力は、太陽に近いほど強く、太陽から離れると弱くなります。
これは、1619年にヨハネス・ケプラーによって発見された惑星の運動”ケプラーの法則”です。
よって、地球は外惑星を追い抜きます。
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西洋占星術に於ける”木星”の象徴
木星は、発展・拡大・増加作用の天体です。
その人の中に存在する”善き心”を表します。
木星は精神性を拡大するので、寛容な善き心が広がります。
その為、自分のありのままの姿を受け入れます。
他者から見ると、おおらかに見えるでしょう。
それが、行き過ぎると大雑把に見られることもあります。
また、木星が入るハウスやサインは、あまり苦労もなく恵まれます。。
木星が支配星となるサインは”射手座”です。
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精神性が拡大する段階「木星」
発達年齢域と年齢に影響する期間
45歳頃から55歳頃まで
尖がった性質を持つ火星から木星の発達年齢域に入りすます。
その期間は、45歳から55歳です。
誰でもこの年頃になると、角が取れ人間的にも丸くなる頃です。
そうならなければ、木星を発展させ、十分に使うことができないでしょう。
木星の発達年齢期には、木星の独特な大らかさが発揮されます。
若い人のように、ちょっとした事であたふたしないのも木星が発達する年頃だからでしょう。
この木星の発展期には、本人の善き心が発達します。
何事にも寛容で、ちっちゃい事に振り回されない状態で、精神性も発展します。
この段階で、火星が強いと自己主張が強く、何事も否定的になりがちです。
その為、周囲との折り合いが悪くなりやすくなります。
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天文学的 木星の特徴
- 自転周期…9時間55.5分
- 赤道傾斜角…3.13度
- 地球よりも外側の軌道を公転する、”外惑星”。
- 液体もしくは気体の水素やヘリウムがとりまく構造の”ガス惑星”で”木星型惑星”。
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各12ハウスに在室する「木星」
占星術におけるホロスコープの「ハウス」は、第1ハウスから第12ハウスまであります。
各ハウスそれぞれは、活動の「場」を表します。
ハウスに在室する木星は、そのハウスにおけるシーンで「木星」の本質がどのように表現され、活動するのかを知ることが出来ます。
- ホロスコープの見方 第1ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第2ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第3ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第4ハウスの解説と在室する天体
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- ホロスコープの見方 第12ハウスの解説と在室する天体