ホロスコープは、円です。
その円を分割することで角度が生まれます。

起点と終点が同じならば、0度。
二分割すると、180度。
三分割すると、120度。
四分割すると、90度。
五分割すると、72度。
六分割すると、60度。
八分割すると、45度。

そこで発生したアスペクトには、メジャーアスペクトとマイナーアスペクトがあります。

 

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メジャーアスペクト

  • 非常によく使われるアスペクト。
  • 重要度の高い。

マイナーアスペクト

  • メジャーアスペクトより重要度は低い
  • 補足的に加味する

オーブ(許容度数)

アスペクトには、許容度数があります。

例えば、120度のアスペクト(トライン)は、120度であれば影響が強く現れます。
しかし、123度でも影響がないわけではなく、120度よりも少し劣りますが影響があるのです。
その許容度数のことを「オーブ」と言います。
そのオーブは、アスペクトの種類や天体によって違いがあり、また鑑定士によっても違いがあります。

 

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イージーアスペクトとハードアスペクト

”ソフト(イージー)”、”ハード(ディフィカルト)”アスペクトがあります。

  • イージーの意味は、容易。簡易。手軽。
  • ディフィカルトの意味は、物事が難しいさま。困難なさま。

ここでは、「イージー」と「ハード」で表現させて頂きます。

この記事では、メジャーアスペクトのみをご紹介します。

 

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メジャーアスペクトの種類

0° コンジャクション記号コンジャンクション(Conjunction)

0° コンジャクション

アスペクト記号0° コンジャクション記号
角度
:0度(合)
オーブ:太陽と月の場合…±8度、その他は±5度
イージーアスペクトハードアスペクト

黄道上の同じ位置に感受点が重なっている状態です。
「合」とも言われ、二つの作用が強調されます。
さらに、同じハウスに入り、サインに入りますから、強い影響を受け強調されます。

出生図にコンジャクションがあれば、そこはあなたの強みもありますが、逆にトランジットの天体とアスペクトをつくると、その影響も強く受けることになります。

60° セクスタイル記号セクスタイル(sextile)

60° セクスタイル

アスペクト記号60° セクスタイル記号
角度
:60度
オーブ:太陽と月の場合…±6度、その他は±4度
イージーアスペクト

二つの感受点が60度の角度をつくります。
よって、お互いの元素関係としては、”風と火”、”水と地”という関係になります。
その為、お互いに引き合いながらも生産性のある関係です。

積極的に努力を行い、応用力を発揮するアスペクトです。
トラインよりも能動的ですが、順応性に長けている為、主張性を弱める傾向があります。

 

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 120° トライン記号トライン(Trine)

120° トライン

アスペクト記号120° トライン記号
角度:120度
オーブ:太陽と月の場合…±8度、その他は±6度
イージーアスペクト

二つの感受点が120度の角度をつくります。
よって、お互いの元素は、”風と風”というように同じ元素になり、その元素を強化します。
その強化は、活動宮と柔軟宮、柔軟宮と不動宮、不動宮と活動宮の組み合わせで強化されます。
また、調和がとれる為、ぶつかり合うこともないので「幸運のアスペクト」とも言われます。
しかし、同じ元素の組み合わせの為、刺激がなく新しく生み出すことがなく、機械的な成長だけになりがちです。
結果、心のどこかで何かを与えてもらうことを期待している姿勢になりがちです。

 

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90°スクエア記号スクエア(Square)

90°スクエア

アスペクト記号90°スクエア記号
角度:90度
オーブ:太陽と月の場合…±8度、その他は±6度
ハードアスペクト

二つの感受点が90度の角度をつくります。
よって、お互いの元素は、”地と風”、”火と水”、”風と水”、”地と火”の組み合わせになる為、性質が交わることがありません。
「障害や困難」を表し、変化も起こりやすい状況になりやすくなります。
アスペクトのくだりで申し上げたとおり…人生の転機は苦難を乗り越えてこそ”転機”を迎えます。
それは、私達の肉体でも起こっています。
筋トレで筋繊維を切ることで、新しく強化された筋肉が作られることはご存知だと思いますが…。
正直、筋トレは辛いですが、新しい筋肉は身体を若がいらせフィジカルが強化されます。
ライザップのCMのような肉体を創り上げるには、スクエア的なアスペクト要素が必要不可欠なのです。

 

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180° オポジション記号オポジション(Opposition)

180° オポジション

アスペクト記号180° オポジション記号
角度:180度(衝)
オーブ:太陽と月の場合…±8度、その他は±6度
ハードアスペクト

二つの感受点が180度の角度をつくります。
お互いにらみ合っている関係を表します。
スポーツで例えると、ボクシングの試合で赤コーナーと青コーナーに選手が試合開始前ににらみ合っているような感じをイメージして頂けると分かり易いと思います。
しかし、スクエアのように全く異質な元素同士の関係ではなく、”地と水”、”火と風”の関係ですから、折り合いがつかない関係ではありません。

出生図でこのアスペクトがある方は、対外的に自分を主張します。
その為には、自分の殻を積極的に破り、一皮むけなければなりません。
そこで、強い緊張感や時には痛みを伴うため、ハードアスペクトとされているのでしょう。

出生図にオポジションがある方は、心理的に投影する傾向がみられます。
投影とは、自分の悪い面を認めたくないとき、他人にその悪い面を押し付けることを言いますが、良い意味の投影も含みます。