目次
ボイドタイムとは
「Void」は、空間、虚空(こくう)、取り消すという意味です。
従って、「ボイドタイム(Void Time)」は、取り消される時間です。
何事も空回りしやすく、交渉事を行うには相応しくない時間帯「魔の時間」と言われています。
スポンサーリンク
ホロスコープにおける「ボイドの月」
ホロスコープのサイン(星座)は12種あります。
円(ホロスコープ)は360度ですから、それをサインの数である12で割ると、一つのサインは30度であります。
ホロスコープ上では、順行している天体は日々反時計回りしています。
ボイドは各サインのラスト辺りで、月が他の天体とメジャーアスペクト(0度・60度・90度・120度・180度)を取らない状態のまま次のサインへ入るまでの状態を「ボイド」と言います。
そして、その期間(時間帯)を「ボイドタイム(Void Time)」と言われています。
ポイント
ボイドは月だけに起こる事ではなく、他の天体もボイドになります。
ただ、一般的に言われてる「ボイド」は月に起こるボイドの事を言います。
スポンサーリンク
ボイドのホロスコープ
下記のホロスコープは、2018年3月22日午前2時22分牡牛座で起こるボイドタイムのホロスコープです。
牡牛座の月が蠍座の木星とオポジションを形成します。(ラストアスペクト)
その後、牡牛座の月は、どの天体ともアスペクトを作りません。
「月が他の天体とアスペクトを取らない状態(ノーアスペクト)」となり、次のサインである双子座に入ると「ボイドタイム」は終了(同日14:31)します。
人の欲求や心を司る「月」が他の天体と関わらない状態が、地球上のすべての人々に影響を与えます。
その為、他者とのコミュニケーション機能が低下すると言われています。
スポンサーリンク
ボイドタイム 過ごし方
ボイドタイムは、物事が空回りしやすい時間帯です。
ボイドタイムに行わない方が良い事
- 新たな計画や方針を変更
- 大きな決断や大きな買い物
- 重要な会議や打ち合わせ
- 大きな契約や交渉事
上記のように人とのコミュニケーションが必要な事柄はボイドタイムを避ける方が良いとされています。
スポンサーリンク
ボイドタイムの利用法
他者と関わる事以外の事が良いとされています。
- 瞑想
- 自分の内面と向き合う
- 自己メンテ(内面や外見を含む)
上記ように自分自身に対して施すような事(他者を巻き込まない)は良いとされています。
ボイドを恐れない
2日に一回起こるボイド
月は一日に約13度くらい移動しますから、2日に一回ボイドタイムが起こります。
日常、頻繁に起こるボイドタイムを必要以上に怖がる必要はありません。
スポンサーリンク
ボイドタイムの影響を受けやすい状態とは
ネイタルチャートの”感受点”に、ボイドになったトランジットの”月”が、”ハードアスペクト”を形成した場合です。
その方はボイドの影響を受けやすいと言われています。
上記のホロスコープに書かれているピンクの範囲が最もボイドの影響を受けやすい範囲です。
例えば、この範囲にネイタル(n)の太陽や月が入るとボイドの影響を受けやすくなります。
ただ、n太陽やn月はオーブ(許容範囲)を多く取ります。
上記のホロスコープで示されている感受点の範囲よりも広く捉えて推測もしくは検証すると良いでしょう。
生まれた時間が分かる方は、ハウスも加味することで、より具体的にボイドの影響が推測(検証)することができます。
もし、「自分は三日坊主だ!」とか「始めた事が続かない」などの経験をされている方はボイドタイムに始めているかもしれません。
2日に一回起こるボイドですから…まさに「ボイド」にハマり「三日坊主」に陥っているのかもしれませんね。(;^_^A
ボイドタイムに自己を見つめ直し、ボイドを避けて再チャレンジしてみると良いでしょう!