知性や知識を担当する 天体”水星”
目次
西洋占星術に於ける 水星 Mercury
- 公転周期…88日
- 逆行周期…4ヶ月
- 逆行期間…3週間
- 人物…年下の人物、ジャーナリスト、知識人、文筆家、仲介者
- 象徴…コミュニケーション能力、言語能力、中性、反応が機敏
- 身体部位…手、気管、声帯、脳、耳、神経全般
スポンサーリンク
水星の公転周期とホロスコープ上の水星
水星の公転周期は、約88日です。
ホロスコープ上では、1つのサインに滞在する期間は、約1週間以上~約2ヶ月半。
約1年での12星座を通過します。
水星は、太陽から一番近い天体です。
ホロスコープ上では、28度以上離れることはありません。
水星の逆行とは
水星の逆行は、1年に約3回、繰り返します。
逆行期間は、約3週間ほどです。
水星と地球は、太陽を中心に公転しています。
地球より太陽に近い内側を公転している水星が地球を追い抜く際に、地球から見ると水星が逆行しているように見える現象を逆行と言います。
実際に天体が逆行することはありません。
水星の逆行についての詳細は、「水星の逆行の意味」 こちら の記事に記載しています。
スポンサーリンク
西洋占星術に於ける”水星”の象徴
月を除く、太陽系の惑星の中で最も速く動く惑星が「水星」です。
飛脚のような速い行動は「メッセンジャー」のような存在です。
水星のコミュニケーションは、相手に考えていることを伝え、お互いに理解し、認識を共有します。
通信に必要な言語能力やコミュニケーション能力です。
水星が支配星となる”双子座”は、知識の拡大に作用します。
イメージとしては、Twitterでツイートを拡散するような感じです。
水星が支配星となる”乙女座”は、実務能力に作用します。
イメージとしては、社長秘書でしょう。
実務的な管理能力ですから支配的ではありません。
スポンサーリンク
知性の発達をつかさどる「水星」
発達年齢域と年齢に影響する期間
8歳頃から15歳頃まで
人間の基本的な性質を作り上げる0歳から7歳ごろは「月」の年齢域です。
その年齢域から次の年齢域は、8歳頃から15歳頃までが「水星」の年齢域になります。
水星の年齢域に入る頃は、小学校に入学をして基礎的な知識を学ぶ頃です。
月の年齢域で出来上がった好みがむき出しになった状態で、好き嫌いの有無も言わせない状態で知識を頭脳に入れなければならない時期となります。
月からの反応、情緒的な面になるのですが、その面がむき出しになると水星の年齢域で発達しなければならない部分が発達し辛くなります。
スポンサーリンク
ギリシャ神話の水星
英語名では「マーキュリー」と呼ばれ、ギリシア神話に登場する、青年神「ヘルメス」のことです。
ゼウスの命令を伝達する使者で、商売・旅人・盗みの守り神です。
狡知に富み詐術に長けた計略の神、早足で駆ける者、牧畜、盗人、賭博、商人、交易、交通、道路、市場、競技、体育、雄弁と音楽の神とも言われています。
天文学的 水星の特徴
- 自転周期…58日と16時間
- 赤道傾斜角…ほぼ0度(地球は23.4度)
- 太陽に最も近い公転軌道を周回している。
- 地球よりも太陽に近い軌道をめぐる、”内惑星”。
- 岩石質の”地球型惑星”に分類。
スポンサーリンク
各12ハウスに在室する「水星」
占星術におけるホロスコープの「ハウス」は、第1ハウスから第12ハウスまであります。
各ハウスそれぞれは、活動の「場」を表します。
ハウスに在室する水星は、そのハウスにおけるシーンで「水星」の本質がどのように表現され、活動するのかを知ることが出来ます。
- ホロスコープの見方 第1ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第2ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第3ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第4ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第5ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第6ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第7ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第8ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第9ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第10ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第11ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第12ハウスの解説と在室する天体