人生の定期的な点検を担当する”土星”
目次
西洋占星術に於ける 土星 Saturn
- 公転周期…29.5年
- 逆行周期…1年ごと。
- 逆行期間…約4.5ヶ月間
- 象徴…理想的な父親像、教師、権威のある人物、老年男性。
- 表現…物事を具体化する、権利、契約、安定、縮小、萎縮。
- 身体部位…歯、骨、関節、皮膚、毛髪、耳
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土星の公転周期とホロスコープ上の土星
土星の公転周期は、29.46年かけて、軌道を一周します。
ホロスコープ上では29.5年で一周します。
1つのサインに滞在する期間は、約2年半です。
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土星の逆行とは
土星の逆行は、1年ごとです。
逆行期間は、約4.5ヶ月間ほどです。
太陽を公転している土星(※外惑星)は、地球より外側の軌道を公転しています。
※地球より外側で太陽を公転している惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)のこと、占星術的には冥王星も含まれます。
地球が土星を追い抜く際に、地球から見ると土星が逆行しているように見える、”見かけの現象”です。
実際に天体が逆行することはありません。
惑星の公転は、太陽に近い方ほど速いという特徴があります。
太陽には、惑星を動かす力があります。
その力は、太陽に近いほど強く、太陽から離れると弱くなります。
これは、1619年にヨハネス・ケプラーによって発見された惑星の運動”ケプラーの法則”です。
よって、地球は外惑星を追い抜きます。
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西洋占星術に於ける”土星”の象徴
土星は、縮小を表したり、試練を与える星と言われ、あまり好ましくない印象を持たれている方が多いようですね。
その原因としては…
小さい頃に抱いた”大きな夢”を”現実”とすり合わせる(試練)事で夢が縮小するので、悲しい気持ちになるからでしょう。
しかし、そのハードルを乗り越える事で得るものがあるのです。
土星は、人生の最終的な行き場のようなところです。
土星が支配星となるサインは”山羊座”です。
イメージとしては、厳格な父親のような感じです。
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節度と規律を教えてくれる「土星」
発達年齢域と年齢に影響する期間
57歳頃から70歳頃まで
火星の発達期で否定的な主張で、尖がった自分の経験から学び、木星の発達期で包容力を得ます。
そして、土星の発達期に達成に向かっていきます。
そこに、行きつくまでには自分と社会をすり合わせる必要が必ず現れます。
土星は、人生の定期的な点検を行う大切な役割を果たしています。
出生時の土星が7年後には、90度進みます。
この時期には、目標と現状を照らし合わせ、そして調整を行う時期になります。
土星は、人生に於いて適度な制御も施してくれます。
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各12ハウスに在室する「土星」
占星術におけるホロスコープの「ハウス」は、第1ハウスから第12ハウスまであります。
各ハウスそれぞれは、活動の「場」を表します。
ハウスに在室する土星は、そのハウスにおけるシーンで「土星」の本質がどのように表現され、活動するのかを知ることが出来ます。
- ホロスコープの見方 第1ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第2ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第3ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第4ハウスの解説と在室する天体
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