個人を解き放し、独立・独創性を担当するエキセントリックな天体 ”天王星”
目次
西洋占星術に於ける 天王星 Uranus
- 公転周期…84年
- 逆行周期…1年ごと。
- 逆行期間…約5ヶ月間。
- 象徴…侵入者、変革者、原因から想定できない結果。
- 表現…アクシデント、奇跡、反抗的、独裁的。
- 身体部位…中枢神経、脳下垂体、脳脊髄神経、くるぶし
- 発達年齢域と年齢に影響する期間
70歳頃から84歳頃まで
天王星の年齢域はありますが、個人の年齢域として読みません。
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天王星の公転周期とホロスコープ上の天王星
天王星の公転周期は、84.08年(約84年)かけて、軌道を一周します。
ホロスコープ上では84.1年(約84年)で一周します。
1つのサインに滞在する期間は、約7年です。
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天王星の逆行とは
天王星の逆行は、1年ごとです。
逆行期間は、約5ヶ月間ほどです。
太陽を内側として見ると、天王星(※外惑星)は地球より外側を公転しています。
※地球より外側で太陽を公転している惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)のこと、占星術的には冥王星も含まれます。
地球が天王星を追い抜く際に、地球から見ると天王星が逆行しているように見える、”見かけの現象”です。
実際に天体が逆行することはありません。
惑星の公転は、太陽に近い方ほど速いという特徴があります。
太陽には、惑星を動かす力があります。
その力は、太陽に近いほど強く、太陽から離れると弱くなります。
これは、1619年にヨハネス・ケプラーによって発見された惑星の運動”ケプラーの法則”です。
よって、地球は外惑星を追い抜きます。
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西洋占星術に於ける”天王星”の象徴
天王星は、太陽から7番目の太陽系惑星です。
太陽系の惑星で一番大きい惑星が木星で、次に土星、そして3番目に大きい惑星が天王星です。
天王星は、1781年3月13日、イギリの天文学者ウィリアム・ハーシェルにより発見されました。
天王星は、制限という垣根を超え、個人を開放する力を与え導きます。
その天王星的な力による行動は制限された価値観の世界から見ると”世捨て人”のような行動に見えます。
しかし、きわめて多くのものに通用する世界を目指す者にとっては必要な行動なのでしょう。
逆に、天王星的な能力の発揮を拒むことで、時代遅れで悪しき習慣に縛られ続けます。
天王星は、更なる充実を得る為に働きかけてくれます。
ただ、自分を解放することで起こる様々な現象と現状の社会生活との折り合いつける必要が生じます。
自分の主体性を創り、惑星をけん引する天体「太陽」は自分のパワーの源です。
太陽から遠く離れた天王星を個人の力でコントロールすることは難しいことが多いのです。
よって、天王星が個人に与える影響としては、「一回起こるだけで再び起こることはない」大きな変化をもたらします。
天王星が支配星となるサインは”水瓶座”です。
イメージとしては、限られた空間や組織に縛られず、不定形に変化する。
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天文学的 天王星の特徴
- 自転周期…17時間14分
- 赤道傾斜角…97.86度
- 地球よりも外側の軌道を公転する、”外惑星”。
- ガス成分が比較的少なく、メタン、アンモニアを含む氷や液体の水を主体とした”巨大氷惑星”で”天王星型惑星”として分類されています。
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各12ハウスに在室する「天王星」
占星術におけるホロスコープの「ハウス」は、第1ハウスから第12ハウスまであります。
各ハウスそれぞれは、活動の「場」を表します。
ハウスに在室する天王星は、そのハウスにおけるシーンで「天王星」の本質がどのように表現され、活動するのかを知ることが出来ます。
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