逆行の冥王星と地球との関係
地球から見て冥王星が逆行して見えるのは、”見かけの動き”です。
実際に冥王星が逆行することはありません。
冥王星が地球の近くを通過しながら追い越している状態です。
地球から見て、冥王星(外惑星)が逆行して見えるときの位置関係は、地球と冥王星との間に太陽が入りません。
私たちにエネルギーを与え、全体をまとめる”太陽”との関係よりも、直接、冥王星からの影響を強く受けるわけです。
実際の冥王星は逆行をする事はないので、冥王星の逆行は地球上で起こる出来事です。
よって、地球に与える影響としては、全体を見る意識が低下したり、利己的だったり、極端に冥王星の影響を受ける傾向があります。
また、一般的に逆行天体からの影響はマイナス的なイメージがクローズアップされていますが、”逆行冥王星からの良さ”もあります。
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目次
西洋占星術における冥王星と逆行の意味
破壊と再生を司る ”冥王星”
冥王星における個人的な影響は、人間の最も根本的な意志でありながら、自由自在に扱える能力ではありません。
身近な例で例えると、”火事場のバカ力”にあたります。
また、個人の人生を根本的に変えてしまう程の影響力を持ち、個人がコントロールできるものではありません。
冥王星 逆行による影響
- 人間のダークな部分の表面化
- 根本的な自己や自我のコントロールが効かない。
- 自分独自のやり方を貫こうとする
いずれも、過去からの体験で発生した”エゴ”です。
この様な現象が起こりやすいのですが…
冥王星逆行の利点と活用
冥王星からのパワーを直接受ける為、冥王星が司る能力の精度は高まります。
その影響を活かし、過去の記憶や経験を振り返り、かなり根深い部分まで分析することが出来ることでしょう。
破壊と再生を司る惑星”冥王星”からの影響で、「自己改革」を成し遂げることが出来るのです。
ダークな部分は、あなたのネガティブ志向の部分であり、その影響のために素晴らしい潜在能力を打ち消しているのです。
冥王星は、毎年一回五ヶ月間ほど逆行をします。
人生の約半分は、生まれ変わるチャンスに恵まれているのです。
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出生図とトランジット上の逆行冥王星
出生図の冥王星とトランジットの逆行冥王星が、同じ3区分
- 活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)
- 不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)
- 柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)
出生図の冥王星とトランジットの逆行冥王星が、同じ4区分
- 火(牡羊座・獅子座・射手座)
- 地(牡牛座・乙女座・山羊座)
- 風(双子座・天秤座・水瓶座)
- 水(蟹座・蠍座・魚座)
この場合は、逆行冥王星からの影響を強く受ける傾向があります。
また、この影響は世の中のトレンドや動きなどを感じることが出来るでしょう。
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留(Station)とは
天体が軌道上で「止(留)まった様に見える」期間です。
実際に天体が止まることはありません。
逆行開始時と逆行終了時に、天体が止まっている様に見えるだけです。
西洋占星術では、逆行へ移る際は、失敗や遅延。
順行へ移る際は、再生や復興を表します。
”留(Station)”の期間は、逆行天体の意味や影響力が強くなります。