攻撃的なパワーの”火星”と
破壊と再生を象徴する”冥王星”のアスペクト
火星と冥王星のアスペクトが、コンジャンクション（合）0°、セクスタイル60°、トライン120°、オポジション（衝）180°、スクエア90°の各パターンで形成した出生図に現れる影響を詳しく紹介しています。
また、ネイタルチャートの火星に冥王星がトランジットした際に現れやすい影響も記載しています。
西洋占星術における 火星と冥王星のアスペクト（前書き）
火星の象徴は、力や攻撃性、性的なエネルギー・刃物・暴力を表します。
人間において司る能力としては、自分の存在を対外的に押し出し、攻撃的な行動を促します。
冥王星が象徴は、”破壊”と”再生”です。
火星と冥王星のアスペクトは、ハード・ソフトのいずれも、ダイナミックで荒っぽい傾向が現れます。
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目次
火星と冥王星 コン
オーブ（許容度数）：6度
火事場のバカを自由自在に扱う
火星が持つ”力”と冥王星が持つ”破壊”の合（コン
極限的なパワーを持った人物です。
穏やかで平穏無事な状況では、本来持っている能力を使い切ることがなく、力を持て余している状態です。
しかし、一度、危機的な状況になると、いとも簡単に”火事場のバカ力”をを最大限に発揮します。
スポーツ選手の方にとっては、適したアスペクトです。
火星マークが”♂”であるように、火星は”男性”の象徴でもあります。
このアスペクトを持った女性は、強引な男性を好んだり、そのような男性を引き寄せる傾向があります。
出生図の火星とトランシットの冥王星 コン
どんな障害も物ともせず、溢れるパワーで障害を乗り越える事が出来る時期です。
また、達成の為に必要な集中力も発揮できる。
しかし、スタミナが切れてダウンするまで突き進む傾向があります。
継続は力なりを心得て、力任せにならないようにコントロールが必要な時期です。
火星と冥王星 セクスタイル 60°
オーブ（許容度数）：4度
間接的なエネルギーチャージを活かす
セクスタイルの場合、エレメントが”地と水”、”火と風”の関係となります。
地は水の受け皿となり豊かな自然を育みます。
火は風にあおられることで、更に燃え上がります。
このような関係からから無理のない活力の流れとなります。
このアスペクトを持った方は、倒れても立ち上がるスタミナもあります。
そのスタミナのチャージを間接的なところから上手に行います。
適切な気分転換を上手に施すことを自然と行う事が出来るタイプなのです。
デスクワークの方が、マラソンに励むことで更に仕事に活かされたりします。
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火星と冥王星 トライン 120°
オーブ（許容度数）：6度
否定的な資質も調和がとれる
トラインのアスペクトは、エレメントが”地と地”や”風と風”のように、基本的に同じ元素同士となります。
そしてクオリティーでは、活動と固定、柔軟と活動となりますから”調和”のとれた関係なのです。（図のような関係）
ただ、火星も冥王星も否定性が強い天体です。
同じような資質を持ち合わせています。
”邪魔なモノを排除する”という非情さはあります。
コン
火星と冥王星 オポジション 180°
オーブ（許容度数）：6度
ヤル時はヤル！極限の果てに現れるパワー
冥王星は”極端”を表します。
ただ、速やかに火事場のバカ力が発揮できるのではなく、徹底的にヤリ尽くさないとパワーが湧いてこない傾向があります。
また、ターゲットははっきりしていると俄然やる気が出るタイプでもあります。
このアスペクトのエレメントは、”風と火”、”地と水”ですから、落としどころと進む先を見失うような事はないでしょう。
ただ、クオリティーが”活動と活動”といういように偏りますから、やり過ぎる傾向はあります。
出生図の火星とトランシットの冥王星 オポジション
如何なる権力にも屈しない攻撃的な態度になりやすい時期です。
しかし、現状はどうでしょう？
そのような行動が必要な時期なのでしょうか？
そうではない場合でも、そのような行動を起こす傾向があるようです。
自己管理とパワーのコントロールが大切な時期です。
周りの現状をよく観察し、より良くすることに積極的な態度と力を注ぐことが出来れば良い結果に恵まれるでしょう。
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火星と冥王星 スクエア 90°
オーブ（許容度数）：6度
偏った攻撃性が現れる
アスペクトがスクエアになる火星と冥王星のエレメント（元素）は、”地と火””風と水”のように全く異質な元素でなります。
クオリティーは、同じで”活動と活動”のように偏ります。
その為、攻撃的な火星と破壊的な冥王星がお互いに衝撃を与え合います。
自分にとって危険な人物とみなした者や環境などを徹底的に排除しようとします。
その行動は、冥王星の過激的な要素により、さらに火星の暴力的な要素が障害となる場合もあるでしょう。
また、消化しきれない有り余るバイタリティーの影響から事故にも繋がる可能性もあります。
ホロスコープの中で、1ハウス・4ハウス・7ハウス・10ハウスにあると、行動や状況が目立つ傾向があります。
