愛と所有を司る ”金星”
目次
金星 Venus
- 公転周期…225日
- 逆行周期…1年7ヶ月ごと。
- 逆行期間…6週間。
- 人物…女性、美人、愛人、恋人
- 象徴…美、アートや音楽、芸術や文化、金銭、所有物、パートナーシップ
- 身体部位…咽喉、腰部、耳、腎臓、生殖器、あご、頬、眼
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金星の公転周期とホロスコープ上の金星
金星の公転周期は、約225日です。
ホロスコープ上では、1つのサインに滞在する期間は、約1ヶ月。
約1年での12星座を通過します。
金星は、太陽から二番目に近い天体です。
ホロスコープ上では、48度以上離れることはありません。
金星の逆行とは
金星の逆行周期は、1年7ヶ月ごとにおこります。
逆行期間は、約6週間ほどです。
金星と地球は、太陽を中心に公転しています。
地球より太陽に近い内側を公転している金星が地球を追い抜く際に、地球から見ると金星が逆行しているように見える現象を逆行と言います。
実際に天体が逆行することはありません。
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西洋占星術に於ける”金星”の象徴
金星は、生理的な好き嫌いでもなく、人生の生き方のような好き嫌いでもなく、〝快楽的な好き嫌い〟の傾向を表します。
恋愛面やファッション面に顕著に現れます。
男性のネータルチャート(出生図)では、〝好みの女性〟は金星の状態で理解できます。
金星が支配星となる”牡牛座”は、所有物や物質的な楽しみに作用します。
イメージとしては、大好きな物を集めているコレクターのような感じです。
金星が支配星となる”天秤座”は、対人関係や交遊に作用します。
イメージとしては、社交上手で顔の広い人物でしょう。
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感受性をつくりあげる「金星」
発達年齢域と年齢に影響する期間
16歳頃から25歳頃まで
公転周期が早く、月、水星に続いて金星です。
基礎的な性格が、月の年齢域でつくられ無意識に好き嫌いを分別します。
次の段階、水星の年齢域では、基礎的な知能がつくられます。
生理的な好き嫌いの分別に知性が加わり、金星の年齢域で〝感じる〟という感性が発達します。
金星の年齢域は、ちょうど多感な思春期から大人になる頃です。
この時期に体験した事を通じて、心にわき起こる感情がつくられます。
好きな音楽、映画など、心(感性)刻み込まれるのもこの年頃です。
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ギリシャ神話の金星
愛と美の女神。
英語では、ヴィーナス(Venus)、ギリシャ語では、アフロディテ(Aphrodite)と呼ばれています。
クロノスが切り落としたウラノスの男根が海に落ちて白い泡となり、そこからアフロディテが生まれました。
ふくよかな肉体美のヴィーナスは下腹部が膨らみまるで妊婦のように見えますよね。
「妊娠=結実」豊かさを表します。
快楽に満たされ、金銭的な豊かさの象徴でもあります。
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天文学的 金星の特徴
- 自転周期…243日
金星は公転周期が約225日ですが、自転周期が約243日ですから、自転周期のほうが長いのです。また、自転の方向が地球とは逆方向です。
金星では、太陽は西から昇り東に沈みます。 - 赤道傾斜角…177度。(地球は23.4度)
- 太陽から金星までの距離は、1億820万km。
- 地球よりも太陽に近い軌道をめぐる、”内惑星”。
- 岩石質の”地球型惑星”に分類。
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各12ハウスに在室する「金星」
占星術におけるホロスコープの「ハウス」は、第1ハウスから第12ハウスまであります。
各ハウスそれぞれは、活動の「場」を表します。
ハウスに在室する金星は、そのハウスにおけるシーンで「金星」の本質がどのように表現され、活動するのかを知ることが出来ます。
- ホロスコープの見方 第1ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第2ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第3ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第4ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第5ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第6ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第7ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第8ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第9ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第10ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第11ハウスの解説と在室する天体
- ホロスコープの見方 第12ハウスの解説と在室する天体