逆行の木星と地球との関係
地球から見て木星が逆行して見えるのは、”見かけの動き”です。
実際に木星が逆行することはありません。
木星が地球の近くを通過しながら追い越している状態です。
地球から見て、木星(外惑星)が逆行して見えるときの位置関係は、地球と木星との間に太陽が入りません。
私たちにエネルギーを与え、全体をまとめる”太陽”との関係よりも、直接、木星からの影響を強く受けるわけです。
実際の木星は逆行をする事はないので、木星の逆行は地球上で起こる出来事です。
よって、地球に与える影響としては、全体を見る意識が低下したり、利己的だったり、極端に木星の影響を受ける傾向があります。
また、一般的に逆行天体からの影響はマイナス的なイメージがクローズアップされていますが、”逆行木星からの良さ”もあります。
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木星 逆行の意味
木星は、成功や発展、更にはその拡大を司ります。
木星逆行の現象
- 社会全体の発展が現状維持の傾向の方向になる。
- 各々に独自のモラルを優先する傾向が表れる。
- 公明正大な能力が鈍り、受け入れられない状況に陥りやすい。
この様な現象が起こりやすいのですが…
木星逆行の利点
木星は、何事も具体的に達成や形成する働きを促します。
社会的で精神性の高い事柄に停滞や過去の行いをやり直す事態が起こりやすいのです。
しかし、やり直すチャンスに恵まれる為、現状よりも更なるレベル達成する可能があるのです。
この時期の個人的な影響としては、仕事や社会面に多く現れます。
過去の努力に改善を行い再出発の時期となります。
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出生図とトランジット上の逆行木星
- 出生図の木星とトランジットの逆行木星が、同じ3区分
活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)
不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)
柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)
- 出生図の木星とトランジットの逆行木星が、同じ4区分
火(牡羊座・獅子座・射手座)
地(牡牛座・乙女座・山羊座)
風(双子座・天秤座・水瓶座)
水(蟹座・蠍座・魚座)
この場合は、逆行木星からの影響を強く受ける傾向があります。
また、この影響は世の中のトレンドや動きなどを感じることが出来るでしょう。
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留(Station)とは
天体が軌道上で「止(留)まった様に見える」期間です。
実際に天体が止まることはありません。
逆行開始時と逆行終了時に、天体が止まっている様に見えるだけです。
西洋占星術では、逆行へ移る際は、失敗や遅延。
順行へ移る際は、再生や復興を表します。
”留(Station)”の期間は、逆行天体の意味や影響力が強くなります。