神秘と夢を象徴する”海王星”と
破壊・再生を象徴する”冥王星”のアスペクト
”海王星”は、魚座のルーラーです。
象徴としては、アルコール・芸術・幻想・夢・スピリチュアル・オカルト・奉仕・曖昧なもの・実在のないもの・輪郭がはっきりしないもの・潜在意識などを表します。
日常的な行動としての象徴は、”夢やイメージ力”やを司ります。
”冥王星”は、蠍座のルーラーです。
ローマ神話では、「冥界の神（プルート）」とされ、また、冥界と繋がっていると言われる暗い重いイメージの天体です。
双方ともに公転周期が非常に長く、海王星で約165年、冥王星は約247年です。
その為、海王星・冥王星がつくるアスペクトの期間は非常に長くなります。
海王星と冥王星のアスペクトによる影響は、その世代の全ての方が受けているのでしょう。
スポンサーリンク
海王星と冥王星 コンジャンクション 0°（合）
スピリチュアル資質が強調される
海王星と冥王星のアスペクトがコンジャンクション（合）となったのは、1890年代頃です。
次にこの天体がコンジャンクションする頃は…
海王星の公転周期と冥王星の公転周期の最小公倍数となる年が、コンジャンクション（合）になります。
ということは、海王星が3回公転（165年×3＝495年）、冥王星が2回公転（247年×2＝494年）した頃です。
約1890年から約495年たった…2385年頃になりますね。
私たちが生きている間に、このアスペクトの影響を受けている方とお会いすることは確実にないでしょう。
コンジャンクション（合）のアスペクトは、同じ四元素（エレメント）で、同じ三区分（クオリティ）で構成されるアスペクトです。
双方ともに浮世離れした要素を持っている天体です。
海王星による、無意識な幻想と想像力と霊的な能力を冥王星が持っている底力で実現させます。
ただ、1890年代の人々は、皆さんこのアスペクトの影響を受けているわけですから、この時代では”浮世離れ”した存在ではなかったのでしょう。
スポンサーリンク
海王星×冥王星の合のアスペクトを持つ人物
このアスペクトを持った有名人は、オーレ・キアク・クリスチャンセン。
誰でも一度は遊んだ経験がある玩具、”レゴブロック” の創業者であり、レゴグループ創設者です。
オーレ・キアク・クリスチャンセンは、1891年4月7日、デンマークの貧しい農家の13番目の子供として誕生。
14歳で大工仕事を教わり、20歳では海外で働く。
その頃に知り合った女性と結婚し、帰国。
4人の子宝に恵まれました。
1924年、住居が全焼。
オーレの息子達が木工所で遊んでいるとき、木屑に火をつけた事が原因。
1930年、世界恐慌(1929年-1939年アメリカ)の真っ只中、4人の子供達を残して妻が他界。
1932年、不況の為、オーレは失業。
その頃、母を亡くした幼い息子達が楽しそうに木製の小さな”アヒルの玩具”で遊ぶ姿を見て、木製の”玩具”作り始めました。
1932年、オーレは生活雑貨と玩具を製作する会社を創立。
1942年、オーレの工場と倉庫が回線のショートにより火事になる。
オーレは、人生で二度も火事に遭っています。
ここで、オーレは不屈の精神で資金を調達！
すると！以前よりも大きな工場の建設。
昔ながらの「積み木遊び」に進化を加え、「つなげて組み立てて遊ぶ」玩具を開発。
「自動結合式ブロック（Automatic Binding Bricks）」と名付けられました。
1953年「Automatic Binding Bricks」は「レゴブロック」へと改められ、ブロックの内側に「レゴ」の名前が刻まれました。
オーレ・キアク・クリスチャンセンの話しが長くなりましたが…
オーレの出生図に海王星と冥王星の合があり、それに対し木星や金星からのスクエアもあります。
木星や金星からの横やりは、冥王星や海王星にとっては痛くもかゆくもなく…
むしろ、破壊と再生を繰り返しながら、成長を遂げたのでしょう。
スポンサーリンク
海王星×冥王星のコンジャンクション（合）の世代
この世代の方は、第一次世界大戦は、1914年から1918年にかけて戦われた人類史上最初の世界大戦を若い頃に経験。
そして、第二次世界大戦は、1939年から1945年までの6年間、戦われた全世界的規模の巨大戦争。
この二つの大戦争を体験された世代です。
