個人の知能や神経を象徴する ”水星” と
個人の感受性や所有物を象徴する ”金星” のアスペクト
水星は、個人においては神経や知能を表します。
世間一般の広い意味では、通信やコミュニケーションを司る天体とされています。
よく、「水星の逆行の時期は通信トラブルがおこりやすい」と言われます。
それは、通信を司る水星が「逆行」している為、本来とは違う進路を進んでいるからなのです。
しかし、この現象は「見かけ」で起こっている現象です。
水星が公転軌道を逆走する事はありません。
金星は、人生における楽しみ方や対人関係や芸術に対する堪能力、そして金銭や物質を司る天体です。
双方ともに人間の社会活動と直結する天体です。
水星と金星のアスペクトは、「水星=神経・知力、金星=楽しみ」という関係ですから、知力を楽しみに使う。
知識や知能を芸術や物質に繋げるアスペクトです。
水星と金星は、76度以上離れません。
コンジャンクション(合)とセクスタイルのアスペクトのみ形成されます。
その為、このアスペクトは頻繁に起こります。
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水星と金星 コンジャンクション 0°(合)
オーブ(許容度数):6度
コンジャンクション(合)のアスペクトは、同じ四元素(エレメント)で、同じ三区分(クオリティ)、同じサインで構成されるアスペクトです。
水星が司る知性と金星が司る美意識が融合するアスペクトです。
水星が司る機能に”言語能力”があります。
その能力に金星の”芸術的センス”が加わると、楽しい会話術やコミュニケーション能力に長けています。
営業職や接客業のように”話す”ことが仕事になるような職業に向きます。
出生図の水星とトランシットの金星 コン ジャンクション(合)
知性を司る水星と巡ってきた(トランシット)金星が、コンジャンクション(合)。
この時期は、有益な情報を入手したり、人気運が上昇する時期となります。
その結果、物質面や金銭的にも恵まれる可能性もあります。
コミュニケーション能力がセンス良く際立つ時期ですから、社交の場を広げ、人間関係を広げる良い時期でしょう。
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水星と金星 セクスタイル 60°
オーブ(許容度数):4度
セクスタイルのアスペクトになる場合のエレメント(四元素)は、基本的に”風と火”・”地と水”ですから、地は水の器になるり、火は風に煽られさらに燃え上がるように、異元素からの影響で相乗効果が期待できる関係です。
クオリティ(三区分)においても、基本的に”活動宮と柔軟宮”、”不動宮と活動宮”、”柔軟宮と不動宮”の関係が、無理なく有効に発動させる関係となります。
水星の知性や会話力に金星の社交性がコラボする感じです。
セクスタイルの関係ですから、生産性があります。
個人の趣味や遊びがヒントになって仕事に活かされる事もあるでしょう。
また、芸事に優れています。
創作力やセンスにも優れています。
器用な方が多いようです。