エネルギーの源”太陽”と
破壊と再生を象徴する”冥王星”のアスペクト
ローマ神話では、「冥界の神(プルート)」とされ、少々ダークなイメージですが。
冥王星が象徴する”破壊”と”再生”は、その人次第なのです。
根こそぎ変えたい!と、思い望んている人にとっては、まさに”再生”であり、この上ないチャンスとなります。
しかし、変化を嫌い自分にとって都合の良い”エゴ”を存続させたい方にとっては、”破壊”となります。
まさに!冥界の神の審判なのです。
その冥王星と人生のエネルギーの源となる太陽とのアスペクトを種類別に紹介します。
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目次
太陽と冥王星 コンジャンクション 0°(合)
未知なる力を冥王星があなた(太陽)ストレートに与えます。
そのパワーは、半端ではありません。
その為、周囲の人々は、あなたカリスマ性を抱くことでしょう。
逆に、あなたは周りの人々に大きな影響を与えます。
このアスペクトを持つ方は、冥王星からの活力を自己が本来もっている”真”の実現に向けて努力し、成し遂げなければなりません。
しかし、冥王星は窮地に陥らないと本領を発揮しません。
”出生の太陽”と、”トランシットの冥王星”のアスペクトがコンジャンクション(合)
トランシットの冥王星が出生の太陽とコンジャンクション(合)する時期は、自身の内に眠っている能力が表面に表れます。
それは、自然に現れたり、日々の努力の結果として現れる場合があります。
また、自信と勇気が高まり、自身が想像していた以上の能力を発揮することが出来るでしょう。
更に、進化と復活のチャンスにも恵まれます。
ただ、復活と進化は、古い自分とのお別れでもあります。
あなたの生活の中で不要なモノや、表面的なモノを取り去り、過去の全てを断ち切るような事態を経験する場合もあります。
人間生きている限り、慣れ親しんだモノや手放したくなモノなど沢山あります。
それを手放すことは辛いかもしれません。
しかし、自己のエゴにしがみついていると挫折の道をたどる可能性があります。
自身の能力や巡ってきた運命に沿って進路を歩む方が本来の道を歩む事となるでしょう。
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太陽と冥王星 トライン 120°
太陽と冥王星のトライン(120度)のアスペクトを持つ方は、あなた自身を表す”太陽”の再生力に大きな力を与えます。
一度挫折したことも復帰する性質があります。
粘り強く立ちあたります。
また、小さなダメージでにはビクともしない為、打たれ強いのです。
しかし、トラインは他力任せな性質がある為、なんとなく”のほん”としてしまうようです。
出生図には、刺激となるアスペクトがある方が良いかもしれません。
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”出生の太陽”と、”トランシットの冥王星”のアスペクトがトライン
出生の太陽とトランシットで巡ってきた冥王星とのアスペクトがトラインになる場合は、非常に調和のとれた関係になります。
同じ元素の関係で、クオリティにおいても活動から不動へ、不動から柔軟へ、柔軟から活動へ、向かいますから行動に矛盾なく自然に調和がとれます。
冥王星は公転周期(247.74年)が長い為、このアスペクトの状態も長期間になります。
非常に大きなパワーと集中力も高まる時期です。
しかし、そのパワーに無理がなく緊張もありません。
むしろ、権力者からの援助に恵まれたり、または、あなた自身がカリスマ的な存在となるでしょう。
自身が持っている深い底力を活かす時期ですから、周囲の人々(社会)にも大きな影響を与えます。
因みに、”出生の冥王星”と、”トランシットの冥王星”のアスペクトがトラインになる頃は、だいたい50歳あたりです。
詳細は、中年の危機の向き合い方と乗り越え方 に記載しています。
自身の冥王星が、巡ってきた冥王星と調和された関係となります。
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太陽と冥王星 オポジション 180°
常に冥王星が太陽に過剰な要求をします。
結果的に、常に無理をする状態になり易くなります。
何事にも妥協できないタイプなため、人と合わせて生きることが辛くなるでしょう。
軽い生き方が出来ないのですが、実のある人生を歩みます。
太陽は、女性にとって夫を表しますから、このアスペクトを持つ女性は、結婚相手に”神”のような能力を求めます。
その為、過剰な労力も要求する可能性もあります。
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太陽と冥王星 スクエア 90°
深く根本的な目的に導く冥王星が、太陽の進路を強制的に変更させます。
太陽からの視点で見ると挫折となりますが、冥王星のしてから見ると軌道修正なのです。
太陽と冥王星のスクエアは、太陽が異なる元素を持つ冥王星からの刺激を受ける為、障害や逆境に直面が、冥王星からの軌道修正となります。
驚異的な刺激を受ける為、驚異的な結果となるので一大ムーブメントを起こす可能性は大いにあります。
その逆もありますから、リスキーで扱い辛いアスペクトでもあります。
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冥王星のアスペクトは自分自身と向き合う最終ステージ
人が生きる為には、必ずあなたのエネルギーの源である”太陽”を積極的に成長させなければなりません。
その際には、エゴが必要であり、必然的にエゴが増幅されます。
しかし、そのエゴを手放さなければならない時が、無自覚で訪れます。
その様な事態の大きさは人によって様々です。
殆どの方が非常事態に陥り、冷静に対処できない状態です。
出生図の冥王星とトランジットの冥王星のトラインの時期(40代後半から50代前半)は、基本的には何事も調子よく物事が進みますが、間違った道に進みだした方には、”審判”が下されます。
そのエゴ(太陽)から手放し、冥王星が下す審判に委ねるしかありません。