努力と忍耐を象徴する ”土星” と
破壊と再生を象徴する ”冥王星” のアスペクト

土星 冥王星 アスペクト

土星は、「現世の宿業(カルマ)」をもたらす天体と言われています。
そのカルマは、「悪い結果をもたらす原因」とも言われています。
それは、本人の行動を制限されるのですから、「重く・辛く」感じるだけであり、「悪い結果」に直結するものではありません。
むしろ、「苦あれば楽あり」となります。
安全と安定の道しるべとなる天体です。

冥王星は、「集団のカルマ」を表す天体と言われています。
個人の力ではコントロールできない宿命や強制的な変化を示しています。

土星冥王星のアスペクトは、「土星=忍耐、冥王星=再生」が絡むアスペクトです。

一見、楽し気な様子の欠片もない組む合わせのアスペクトですが、逆らわず、素直に従うことで「本当の目的」にたどり着くでしょう。

出生図土星と冥王星のアスペクトがある方は、大きな野心を達成させる為に根底からの導きとそれに伴う努力が必要となるでしょう。

トランジットで、土星と冥王星のアスペクトを経験する方は、この時期に大きな変化や努力が必要となる時期となるでしょう。
この経験は、人生の目標に向かう為の大切なプロセスであり、底上げの時期でもあります。

土星と冥王星 コンジャンクション 0°(合)

オーブ(許容度数):6度

0° コンジャクション記号規格外の能力

コンジャンクション(合)のアスペクトは、同じ四元素(エレメント)で、同じ三区分(クオリティ)、同じサインで構成されるアスペクトです。
土星 冥王星 合

強調のアスペクトコンジャンクション(合)を上記の図の場合、水瓶に土星と冥王星が入っています。
同じの元素で、クオリティにおいても同じ不動宮です。
(バックグランドが、ピンク:活動宮、黄色:不動宮、水色:柔軟宮)

物事を知的に理解し、拡散を促す「風」のエレメント(四元素)が、不動的なクオリティの働きにより、理念やポリシーを維持し続ける傾向があるでしょう。

土星と冥王星 コンジャンクションのアスペクトからの影響

土星と冥王星のコンジャンクション(合)を持つ方は、規格外の能力と素質を持つタイプ。
ただ、棚ぼたのようなチャンスを狙うのではなく、自らチャレンジすることを望みます。
そのチャレンジも、あえて難しい事にチャレンジしますから、大変な時間を費やすこともありますが、陰の実力者となるでしょう。

出生図の土星にトランシットの冥王星が コンジャンクションする時期

この時期は、人生にとって重要な変化が起こる時期であり、その兆しが現れる時期でしょう。
他の天体とのアスペクトから受ける影響も考慮しなけれなりませんが…
困難に立ち向かい「前進」する時期でしょう。
少々重荷を背負う事もあるかもしれませんが、その分、持久力と忍耐力が増している時期なので壊れてしまう事はありません。

 

 

土星と冥王星 セクスタイル 60°

オーブ(許容度数):4度

60° セクスタイル記号根強い応用力と持久力

セクスタイルのアスペクトになる場合のエレメント(四元素)は、基本的に”風と火”・”地と水”です。
この関係では、”地は水の器になり”、”火は風に煽られさらに燃え上がる”
このように、異元素からの影響を上手に使いこなします。

クオリティ(三区分)においても、基本的に”活動宮と柔軟宮”、”不動宮と活動宮”、”柔軟宮と不動宮”の関係です。
それは、無理なく有効に発動させます。
土星 冥王星 セクスタイル上記の図の場合では、天秤に土星が入り、獅子に冥王星が入っています。
エレメントは”風と火”、クオリティは”活動宮と不動宮”です。
(バックグランドが、ピンク:活動宮、黄色:不動宮、水色:柔軟宮)

天秤に入る土星により、自制心と困難を上手に耐えます。
閉鎖的な耐え方ではなく、周囲からの要求を受け入れ、その知識や経験を創造力の材料としてに発揮します。

土星と冥王星 セクスタイルのアスペクトからの影響

このようにセクスタイルのアスペクトは、想定外の事態になっても臨機応変に対処します。
持久力の高い土星の特性を冥王星が無理なく根底的なパワーとして利用するカタチのアスペクトです。

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土星と冥王星 トライン 120°

オーブ(許容度数):6度

120° トライン記号些細な事に動じない

ソフトアスペクトのトラインでは、基本的に冥王星と土星のエレメント(四元素)同じ元素となります。
調和のとれた関係で、さらにクオリティにおいても”活動から不動”に、”不動から柔軟”に、”柔軟から活動”へ矛盾なく流れます。
(バックグランドが、ピンク:活動宮、黄色:不動宮、水色:柔軟宮)

土星 冥王星 トライン上記の図の場合では、双子に土星が入り、水瓶に冥王星が入っています。
双方ともに風(エレメント)のサインです。
クオリティにおいては”不動宮と柔軟宮”です。

情報や思想を表す風(エレメント)を不動宮のクオリティにより継続し続けようとする水瓶。
そこに固執し過ぎる欠点を補うように柔軟的な知識や発想が加わる関係です。

土星と冥王星 トラインのアスペクトからの影響

ソフトアスペクトであるトラインアスペクトは、原材料を変えずにより良いモノを生み出す関係です。
土星と冥王星のトラインアスペクトにおいては、事態の変化に対し力強い持久力を発揮します。
個人的な感情に左右されることがないので、その正大な人柄で周囲の人々から尊敬されるでしょう。
ビジネス面においては、非常に良い力を発揮してくれるアスペクトでしょう。

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土星と冥王星 オポジション 180°

オーブ(許容度数):6度

180° オポジション記号無意識に限界へ挑戦

オポジションのアスペクトでは、エレメント(四元素)が、”地と水”・”火と風”ですからお互いを活かす効果がある関係です。
クオリティにおいては、”活動宮”ならば活動宮同士のように同じクオリティです。
(下記の図のバックグランドが、ピンク:活動宮、黄色:不動宮、水色:柔軟宮)
この影響により、互いの資質を”促す”ような影響を与えます。

その結果、過剰になる傾向が現れやすアスペクトです。
土星 冥王星 オポジションオポジションのアスペクト上記の図で例えると…

牡牛(地)に土星が入り、蠍(水)に冥王星が入っています。
エレメントは”地と水”です。
クオリティにおいては、”不動宮と不動宮”です。

相乗効果を促す”地と水”のエレメントが、不動としての力を発揮するカタチとなります。

分かり易く「お金」で例えた場合、牡牛は自らが生み出した所有物(財)を表し、それに対する蠍は深い関係を表します。
遺産的な「財」です。
双方の関係が過剰なカタチで現れる傾向がありますから、莫大な遺産を譲り受けるような関係となります。
ただ、プラス的な要素もマイナス的な要素も譲り受けるカタチとなります。

 

 

土星と冥王星 オポジションのアスペクトによる影響

忍耐力の星「土星」と規格外を表す「冥王星」のアスペクトがオポジションとなりますから、何事にも忍耐強く取り組む姿勢があります。
ただ、常識の範疇を超えさせる「冥王星」がやり過ぎる処まで持っていくので、何事も度が過ぎる程の忍耐力を発揮します。
当の本人としては、常にそのスタンスで取り組んでいるので辛さは感じない様です。
この行動が直接影響が現れやすいのが「身体」です。
過剰な忍耐は継続力に影響することを心得ておくと良いでしょう。。

トランシットの土星と冥王星 オポジション

土星と冥王星のトランジットでオポジションとなる時期は、最大限の注意力を発揮し、成功の道を探る時期となるでしょう。
その野心達成の為に何らかの損失に遭ったとしても、そこで得た経験があなたを一皮むけた人として成長させてくれます。

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土星と冥王星 スクエア 90°

オーブ(許容度数):6度

90°スクエア記号課題は「偏見を平均化に」

このアスペクトは、基本的にエレメント(四元素)が、異元素同士(”地と風”・”火と地”・”火と水”・”水と風”)の関係となります。
クオリティにおいては、”活動宮”ならば活動宮同士のように同じクオリティです。(下記の図のバックグランドが、ピンク:活動宮、黄色:不動宮、水色:柔軟宮)

土星 冥王星 スクエアハードアスペクトのスクエアを上記の図の場合では、獅子(火)に土星が入り、牡牛(地)に冥王星が入っています。
エレメントは、”火と地”かみ合わない異質な元素の組み合わせです。
クオリティは、”不動宮と不動宮”ですから、双方ともに固執する関係となります。

牡牛が表す「自ら生み出す資質」を獅子の目的とする精神的充実「趣味」に費やすような関係です。
互いに刺激を与えつつ、趣味の為に稼ぎ、稼いでは趣味に費やす。
一見、賽の河原(さいのかわら)の様ですが、決して無駄ではなく、宿命的な変化をもたらす事でしょう。

 

 

土星と冥王星 スクエアのアスペクトによる影響

冥王星の影響を土星が制御すると偏った発想となる傾向があります。
その結果、自分はどうして?こんな境遇に強いられているのだろう?っと、感じることが多くなるでしょう。

利己的な考えは、自滅に繋がりかねません。
ハードなアスペクトである「スクエア」ですから劣等感に苛まれ、悲観的になるかもしれませんが…
自分自身を分析し、偏った考え方に至らいなように視野を広げ、普遍的な発想に切り替えてみると良いでしょう。

トランシットの土星と冥王星 スクエア

土星と冥王星のトランジットでスクエアになる時期は、野心が高まり目的を成し遂げる為には非情な手段を選ぶ傾向が表れる可能性があるでしょう。
または、強制的な変化を受け入れなければならない事態も起こりやすいでしょう。