西洋占星術における火星について
火星は牡羊座のルーラーで、サブルーラーは蠍座です。
牡羊座の力強さや戦闘力は火星によるものなのでしょう。
火星の特徴
- 好戦的ではあるが、自分自身を対外的に押し出す。
- ハイテンション。
- 危険状態であると興奮する
- スリル好き。
ザックリですが…
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目次
ネイタル・チャートの火星にトランジットする火星のアスペクト
火星は、約2年でホロスコープを一周します。
ホロスコープ上で、ネイタル・チャートの火星とトランジットの火星のコンジャンクション(合)やオポジションは、2年に一回起こります。
計算上…
2年(24ヶ月)÷12(12サイン)=2ヶ月
ですから…
一つのサインに滞在している期間は、約2ヶ月。
ただし、逆行時期は滞在期間が長くなります。
個人を司る”火星”の影響
西洋占星術では、主に10個の天体で占います。
そのうち、月・水星・金星・太陽・火星までの星は「パーソナルプラネット」と呼ばれています。
文字通り、その人の ”個人的なこと” に関わる天体です。
その中でも火星は、争いやアクシデントも示しますから、慎重な行動が必要な時期である事が目安として事前に分かります。
また、対外的に自分の意思を押し出すエネルギーの星でもあります。
それがトラブルの原因となる場合もありますが、何事も意欲的に行動する時期ですから、新たな目標を目指したりする時期でもあります。
トランジットの火星においては、入るハウスで火星の象意を発揮します。
火星のアスペクトのオーブ(許容度数)
- メジャーアスペクトのオーブ…±6度以内
- マイナーアスペクトのオーブ…±3度以内
アスペクトを理解するには、アスペクトを作っている天体が入っているサインのエレメント(四元素)とクオリティ(三区分)を加味して読み解くと理解しやすいです。
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トランジットの火星と火星 コンジャンクション(合)
先にも述べましたが、出生図のホロスコープの火星にトランジットの火星がコンジャンクション(合)が生じる時期は、約2年ごとにおこります。
「火星回帰」、「マーズリターン」とも言われています。
自身の肉体エネルギーや活力が、巡ってきたトランジットの火星から刺激を受ける時期です。
人によっては、辛い事や凹む事などが起こりやすく、怪我や事故に遭う可能性もあるでしょう。
状況を改善させる為に、「頑張らないといけない」と、思い気合を入れます。
ピンチをチャンスに変えるパワーが発揮できる時期なのです。
また、マイナス的な要因がなくても、リーダーシップを発揮しなければならい状況になりやすい時期でもあります。
いずれにしても、何らかのカタチで状況を改善させる事を試みる時期となります。
その為、必然的に新しい計画してみたり、スタートさせることになるでしょう。
もちろん!絶好のチャンス時期です!!
新規開拓や新しい人脈を開拓するにも良い時期です。
ただ、私利私欲や自己本位過ぎる行動を押し通す為に発生した”怒り”は、墓穴を掘ることになりかねません。
このアスペクトに火星より遠い天体とのアスペクトが生じている場合、その天体からの影響も考慮する必要があります。
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トランジットの火星と火星 スクエア
出生図の火星とトランジットの火星がスクエアになる時期は、クオリティにおいて同じ活動を行いますから、何事もハードになりがちです。
スクエアの場合、例えば上の図のように”活動サインと活動サイン”の火星がスクエアになります。
物事の処理や活動にあたっては、体力的に大変な時期になりますが、それを対処する体力や活力はあります。
しかし、この活力の使い方を間違うとトラブルを招く可能性があります。
過剰な表現や活動は控えた方が無難です。
また、軽はずみな行動は控え、何事も事前に学び調査を行った後に活動を起こす必要があります。
更に、何らかの工夫と修正も施しながら展開していく必要があるでしょう。
基本的に快調な時期です。
その為、テンションが上がり気味です。
また自尊心が過剰になることで、何事にも慢心しやすくなる時期です。
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トランジットの火星と火星 オポジション
自分自身を対外的に押し出し、強く主張したい!という欲求が現れる時期です。
活力に溢れ、新しく挑戦する目標を求めるでしょう。
しかし、その行動は「思い込み過ぎ」だったり、状況判断が適切でない場合もあります。
その為、周りの人々のと対立を引き起こす可能性があります。
自分の成功を優先にすることで他者が犠牲になっている可能性もあります。
その状況を把握し、改善する必要があります。
このアスペクトは、自身の殻を破り前進するアスペクトです。
決して、誰かを犠牲にしたり、支配して、成し遂げるものではありません。
すでに確立したものを維持させる事の方が大切かもしれません。
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女性のホロスコープにおける火星
火星のシンボルマーク「♂」であるように、「男性」を表します。
女性のホロスコープにおいては、1ハウス、4ハウス、7ハウス、10ハウスに火星が入る時期は男性とのご縁が発生しやすい時期と言われています。
女性にとっては、「モテ期」なのでしょうね。
実感されている方は、比較的多いと思います。
また、女性のホロスコープで、火星がどのサインに入っているか…
アスペクトなどによる状態で、その方の”好みの男性のタイプ”が分かります。
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火星のアスペクト
他の天体と火星のアスペクトについて記載しています。
下記のテキストリンクをクリックすると知りたいアスペクトのページにジャンプします。
火星と月のアスペクト
火星(攻撃力)×月(感情)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と水星のアスペクト
火星(攻撃力)×水星(知性)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と金星のアスペクト
火星(攻撃力)×金星(愛)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と太陽のアスペクト
火星(攻撃力)×火星(行動)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と木星のアスペクト
火星(攻撃力)×木星(発展・包容力)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と土星のアスペクト
火星(攻撃力)×土星(忍耐・努力)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と天王星のアスペクト
火星(攻撃力)×天王星(変化・改革)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と海王星のアスペクト
火星(攻撃力)×海王星(イメージ力)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。
火星と冥王星のアスペクト
火星(攻撃力)×冥王星(破壊・再生)のアスペクトです。詳細は、こちら をご覧ください。