破壊と再生を担当する ”冥王星”

西洋占星術に於ける 冥王星 Pluto

冥王星蠍座のルーラー(支配星)

  • 公転周期…248.54年
  • 逆行周期…1年ごと。
  • 逆行期間…約5ヶ月間。
  • 象徴…死と再生、独裁者、心理学者、心理療法家。
  • 表現…地下社会、破壊、深刻、異常性。
  • 身体部位…生殖器、尾てい骨の部分、直腸、肛門
  • 発達年齢域と年齢に影響する期間
    死の瞬間
    冥王星の年齢域はありますが、個人の年齢域として読みません。

冥王星の公転周期とホロスコープ上の冥王星

冥王星の公転周期は、248.54年かけて、軌道を一周します。
ホロスコープ上では248.5年で一周します。
1つのサインに滞在する期間は、約12年から32年です。
冥王星の軌道傾斜角は17.089度傾いている為、地球から見ると1つのサインの滞在期間が大きく違いが生じます。

冥王星の逆行とは

冥王星の逆行は、1年ごとです。
逆行期間は、約2.5ヶ月間ほどです。
太陽を内側として見ると、冥王星(※外惑星)は地球より外側を公転しています。
※地球より外側で太陽を公転している惑星(火星、土星、土星、天王星、海王星)のこと、占星術的には冥王星も含まれます。

地球が冥王星を追い抜く際に、地球から見ると冥王星が逆行しているように見える、”見かけの現象”です。
実際に天体が逆行することはありません。

惑星の公転は、太陽に近い方ほど速いという特徴があります。
太陽には、惑星を動かす力があります。
その力は、太陽に近いほど強く、太陽から離れると弱くなります。
これは、1619年にヨハネス・ケプラーによって発見された惑星の運動”ケプラーの法則”です。
よって、地球は外惑星を追い抜きます。

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西洋占星術に於ける”冥王星”の象徴

冥王星は1930年に発見され、太陽系の9番目の惑星とされていましたが、1992年に冥王星以外の外縁天体が初めて発見されてからは、冥王星と似た大きさの外縁天体が続々と発見されました。
それ以来、太陽系の研究者の間では”冥王星を惑星”とみなすこに疑問視する声が広まりました。
そして、発見から76年後の2006年8月に”準惑星”という分類を新たに設け、惑星から準惑星と扱いになりました。

惑星の扱いから準惑星に降格(?)された冥王星ですが、西洋占星術に於いては非常に影響力が大きく強烈な力を持っています。
また、占星術的な意味が確定したのは戦後ですから、これからも変化する可能性があります。

現在の西洋占星術における冥王星の意味は、破壊・再生です。
しかし、その現象が表れる様は非常に極端です。
個人としての現象では、”0か100”という具合なのです。
例えば、冥王星が6ハウス(お勤め部屋)が入っている出生図の場合。
そのハウスに冥王星が入っていると仕事(会社勤め)が非常に忙しく、結果的に健康に害があったり、その仕事を辞めて次の仕事に就かない…。

これは、ほんの一例です!
他の星とのアスペクトやトランジットの惑星とのアスペクトも考慮しなければなりません。
これが、全てではありません。

冥王星は、”火事場のバカ力”を発揮させる天体ですから、良くも悪くも、物凄い結果を叩きだします。

冥王星を「プルート(Pluto)」と、命名したのは当時11歳の少女ヴェネチア・バーニーです。
ギリシャ神話のハデスにあたり、ローマ神話では、死後の世界の神です。

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天文学的 冥王星の特徴

冥王星は、太陽系外縁天体内のサブグループ”冥王星型天体”。
1930年にクライド・トンボーによって発見され、2006年までは太陽系第9惑星でした。
現在は、準惑星に区分されてます。

冥王星の見かけの等級は14等級以下の為、観測には望遠鏡が必要です。

  • 自転周期…6日と9時間17分36秒
  • 赤道傾斜角…17.089度

冥王星の軌道は、太陽系の惑星と比較するとかなり異常です。

それは…
惑星は、黄道面と呼ばれる仮想の平面に近い面を公転しています。
冥王星の軌道は、黄道面から17°以上傾いてます
その為、軌道を真上から見ると楕円ではなく”真円”に近いのです。
また、冥王星の軌道の一部は、海王星よりも太陽の近くに入り込んでいます。