第3ハウス

占星術では、一つ前のハウスで発生した事(原因)を、利用もしくは否定する事で次のハウスにその影響(結果)を与えると言われています。

第3ハウスの場合は、第2ハウスで得た自己価値観を元(根)にして言葉(枝葉)を発します。
従って、第3ハウスは、その方のコミュニケーションの特徴を表します。

また、その方の社会性においては兄弟やご近所などの隣人からの影響を受けるわけですから、人間関係は兄弟や隣人との関係性を表します。

ハウスの三区分…キャデント
ナチュラル・ハウスのサイン…双子座
サインのルーラー…水星

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第3ハウスの象意

個人的分野では、義務教育や常識。
人間関係としては、兄弟姉妹、近い親戚やご近所。
行動としての象意は、短期間や近距離の旅行、外出、散歩、 歩行、通信連絡、会話、文書、口約束や短期間の契約、短距離用の乗り物。
ホロスコープのアセンダントからディセンダントまで真っ直ぐに引いた線を地平線です。(上記図参照)

第1ハウスから第6ハウスまで(薄いピンクの部分)は地下(個人的)にあり、その人の個人性を表します。
その範囲に含まれる第3ハウス(ナチュラルハウスサイン=双子座)は、頭脳と心に大きく影響を与えるハウスです。
また、神経を司るハウスですから、他者に向けるコミュニケーションにも影響を与えます。
従って、身近な人間関係(兄弟・姉妹・ご近所)の状態や環境も表します。

対極のハウス

ハウスは、向かい合うハウス(対極の位置)は関連した意味合いを持っています。

例えば、約束事を例にして…
第3ハウス「身近な口約束(個人的)」と第9ハウス「法的な約束(社会的)」のように同じような事柄でも対極的に現れます。

 

第3ハウスと第9ハウス

第3ハウス は「個人の知識」に対し、第9ハウスは「社会的集団意識や精神的学問」を表します。
環境においては、第3ハウスは「近距離の移動(旅行)」に対し、海外的な事柄を司る第9ハウスは「遠距離移動(海外旅行)」です。

出生図の第3ハウスと第9ハウスに天体が入るとオポジションとなります。
オポジションは、ハードなアスペクトです。
コミュニケーションが緊張状態になりやすく、状況次第では第9ハウスの法的な事柄に発展する可能性があるでしょう。

 

ハウスで起こる原因

ハウスで起こる出来事は対極だけが原因ではありません。
前のハウスからの影響もあります。

第3ハウスに入る天体が良くても、その前の第2ハウスの状態が良くないと第3ハウスに影響を与えます。

一例として…
第2ハウスは「私の所有物」ですから、肉体的コンプレックスがコミュニケーションに影響を与えてるなどのもあります。

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第3ハウスに天体がない場合

ハウスに天体がない場合は、ハウス・カスプのルーラーで見ます。

ハウスに天体はないハウスの見方ついては、こちら第2ハウスの一例をご参考ください。

第3ハウス・カスプ

各サインのルーラー(支配星)は以下の通りです。

  • 牡羊座=火星
  • 牡牛座=金星
  • 双子座=水星
  • 蟹座=月
  • 獅子座=太陽
  • 乙女座=水星
  • 天秤座=金星
  • 蠍座=冥王星、サブルーラーは火星
  • 射手座=木星
  • 山羊座=土星
  • 水瓶座=天王星、サブルーラーは土星
  • 魚座=海王星、サブルーラーは木星

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第3ハウスに在室する天体の意味

コミュニケーションのスタイルやその方法。
人間関係の方面においては、隣人や兄弟との関係性を表すハウスです。

第3ハウス 太陽

自己の自我である太陽が第3ハウスに在室する場合、自分の考えやアイデアや考え方を追求し、社会に貢献したい意識が強い方です。
頭脳の働きは活発で野心を燃やし創造性にも長けています。
ただ、人生観において方針や考えがブレると”ふわふわ”した大人げない考えをもった人として評価されます。
旅行好き。

第3ハウス 月

自己の欲求を司る月がコミュニケーション能力で活かされます。
他者の感情や状況を敏感に把握し、細かい事柄まで記憶します。
ただ、感情的に共感できない事は、心(月)に響かないため興味を示しません。
大衆的な感情を代弁する能力に長けていますから、大衆と関わる仕事や言語化する広告やマスコミ関連の仕事に適性があります。

第3ハウス 水星

頭脳の回転が速く、心の動きが活発ですから、文才や話術に長けています。
新しい知識を吸収する能力にも長けていますが、飽きるのも早く忘れてしまう傾向があるようです。
第3ハウスの水星が、火のサインの場合は直感的思考、風のサインの場合は論理的、地のサインの場合は歩みはゆっくりでも実質的、水のサインの場合は情緒的に発動します。
ただ、水星がハードなアスペクトを形成している状態が優勢な場合は不安や神経質さが習慣化する傾向があるでしょう。

第3ハウス 金星

美と愛を司る金星が第3ハウスに在室する場合、単純な神経(水星)反応によるコミュニケーションではなく、人を楽しませる社交性と美的感覚が融合したコミュニケーション能力を授けます。
興味の対象としては、「楽しいこと」を求める傾向が強い為、享楽的に傾きがちです。
ストイックに知性を向上させようとする自律には欠けている傾向があります。
兄弟や親戚、隣人に対しては好意的なので恩恵もあります。

第3ハウス 火星

第3ハウスの火星は押しの強い自己表現力を促します。
それはタダのゴリ押しではなく、自分の知識や意見を自説ではありますが主張します。
話し方としては、単刀直入。
熱心に情報収集を行い、熱く行動に移します。
営業やプレゼンテーションにおいては有効的に能力を発揮させることができるでしょう。

第3ハウス 木星

拡大・発展を促す木星が第3ハウスに在室する場合、頭脳活動や教育、情報伝達の発展に貢献をうながしますから、マスコミや通信関連、教育関連で利益や発展があるでしょう。
小旅行は楽しみが多く恩恵もある。
若い頃は落ち着きがない性格でも、年齢を重ねながら哲学や宗教的な知識を深め、明朗な心の持ち主になります。
兄弟や隣人からの援助に恵まれる。

第3ハウス 土星

土星はその人の「シャドー」の部分でありますから、第3ハウスに土星が在室する方は、人とコミュニケーションが苦手な傾向があります。
また、知的なことがらにおいてもコンプレックスを持ちやすい傾向もあります。
初等教育では、学業の遅れや挫折を経験することもあるでしょう。

土星は「父親」を表す天体です。
出生図の土星が逆行していたり、ハードなアスペクトを形成していると父親とのコミュニケーションに葛藤や緊張を抱えることもあるでしょう。
いずれにしても、これらは年齢が増すごとに改善されます。

知識の収集としては、単なる理論や思想よりも、実用的で実践性な知識を好む傾向があります。

第3ハウス 天王星

独創性を促す天王星が第3ハウスに在室する場合、一風変わったことに興味を示し、発想も独創的ですから、古いしきたりにとらわれる事がなく、常に新しい考え方を取り入れます。
その為、伝統的な教育や方針に合わないようです。

発明や科学、占星学に興味を示しやすく才能は発揮できる。

兄弟や隣人との関係は疎遠になりがちです。
旅行にはハプニングが多く発生する傾向がある。

第3ハウス海王星

想像力と感性に豊かさを与える海王星が第3ハウスに在室する場合、物事をイメージで捉える能力に長けています。
その為、逆に論理的な思考に欠ける傾向があります。
海王星は曖昧してしまう天体ですから、心や考えが混乱しやすく「まとめる」事が苦手です。
しかし、見えないモノや抽象的なモノを視覚化する能カに恵まれます。

第3ハウス 冥王星

深い洞察力を促す冥王星が第3ハウスに在室する場合、心理分析や物事の核心に迫る能力に長けています。
しかし、自説に固執する傾向があり、言葉で権力を握ろうとする傾向がありますが、コミュニケーションに説得力を与える可能性があります。