第8ハウス

自分ひとりの力では自由にならないものを表すハウスです。
先祖や遺伝、相続や遺産、借金、結婚後の生活を表します。

ハウスの三区分…サクシーデント
ナチュラルハウスのサイン…蠍座
サインのルーラー…冥王星、サブルーラー火星

第8ハウスの象意と解釈

第7ハウスからの流れで第8ハウスを捉えると理解しやすいでしょう。

第1ハウスから個人が創られ、第7ハウスで他者(一対一)との関わりを経験します。
その他者との関わりが、特定の人との深い関わりに発展します。

特定な深い関わりを表すのが第8ハウスです。

その象意から「結婚後の生活、死とセックス、遺産、借金」を表すハウスと言われています。

セックスに関しては、第5ハウスの恋愛の延長上で起こる事でもあります。
さらに、第7ハウスの結婚にも関わる事柄です。
第8ハウスだけで短絡な判断はできない事柄です。

第8ハウスのナチュラルハウスのサインは蠍座で、ルーラーが冥王星です。
冥王星の象意を受けますから、第8ハウスに在室しる天体やカスプのルーラーは根本的変化を経験すると言われています。

第8ハウスは、自己の自由を手放し、トコトン深く関わることで学び、自己の変化を促すハウスです。
従って、自由を制限されることを嫌う人にとっては、少々窮屈な思いを感じるかもしれません。

出生図の第8ハウスに天体がなくても、トランシットで天体が巡ってきたり、プログレスの月が第8ハウスに入室した場合は「閉じ込められた」感覚に陥るかもしれません。
プログレスの月は、ひとつのサイン(30°範囲)に滞在する期間が約2年半くらいです。

例えば…
第2ハウスに土星が在室している出生図の場合、第8ハウスにプログレスの月が入ると「n土星とp月」がオポジションになりますから、重い気持ちに陥りやすい傾向が現れます。
収入の減少により閉じ込められるだったり…
組織から重い責任を負わされ自由な欲求を閉じ込められる…など。

 

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第8ハウス「譲り受ける」

第8ハウスの「譲り受け」は、自分ひとりだけの力では得る事が出来ない事柄です。

それは、財なのか? 地位なのか? 信頼なのか?…その人のそれぞれであります。

いずれにしても、ひとりで手に入れる事が出来な大きな力(徳)です。
人生の達成へ向かう為に必要な事柄であります。

トランシットで第8ハウスの影響を受ける時期は大きな力を得る、もしくは蓄える時期でもあります。

強い第8ハウス

第8ハウスに天体が沢山入り、強調されている方は配偶者を力強くサポートすることに長けています。

大切な人の為に頑張る、古風な表現では「内助の功」のような能力です。
相手のことを深く理解し、相手に心理的な影響を与えてバックアップする事が出来ます。
第2ハウスが弱く、第8ハウスが強い方の場合、特にその傾向が強く、配偶者にしっかり稼いでもらいましょう。(^^)
アスペクトの働きがソフトで優位であるとその象意は強く現れます。

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対極のハウス

第8ハウスの対極は第2ハウスです。

第1ハウスの「自分」から創り出した次のハウス”第2ハウス”「自分の所有物(所得)」。それに対して…
第7ハウスの「相手(配偶者)」から創り出した次のハウス”第8ハウス”「相手(配偶者)の所有物」

従って、第8ハウスは結婚後の生活を表します。
その配偶者が亡くなると遺産となるのです。

第2ハウスは「自らが産みだす財」で、第8ハウスは「譲り受ける財」

第8ハウスと第2ハウス

第8ハウスは「財」が絡む事柄だけではありません。

例えば、第2ハウスの「自己の所有」は肉体そのものも表します。
そして、第8ハウスの「譲り受ける」は、その肉体に受け継がれている「遺伝」を表します。

「価値」の対極関係

第2ハウスは「自分の自己価値」を表し、第8ハウスは「相手の自己価値」を表します。
この両ハウスに天体が在室し、オポジションとなると価値観における緊張関係が起こります。

その影響により、必要以上に人と自分を比較し、隣の芝が青く見えたり、自分を卑下する感情が起こりやすい傾向があります。

また、オポジションは目の前のモノをターゲット(批判の標的)にします。
相手を批判し、そして自分を正当化します。
その行動で心理的に優位な立場をつくり上げようとします。

しかしそれでは、人間関係を険悪にします。

ただし、このオポジションに調停のアスペクトの働きがあれば、この緊張は緩和されます。

しかし!調停がなくてもこの緊張関係は緩和させる必要があります。

その為には、相手を批判するのではなく「認める」事が大切です。
「人は鏡」ですから、相手に施した事は自分に跳ね返ってきます。
日々「賞賛」の跳ね返りが行われていれば人間関係は良好となり豊かな人生が送れます。

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第8ハウスに天体がない場合

ハウスに天体がない場合は、ハウス・カスプのルーラーで見ます。

ハウスに天体はないハウスの見方ついては、こちら第2ハウスの一例をご参考ください。

第8ハウス・カスプ

各サインのルーラー(支配星)は以下の通りです。

  • 牡羊座=火星
  • 牡牛座=金星
  • 双子座=水星
  • 蟹座=月
  • 獅子座=太陽
  • 乙女座=水星
  • 天秤座=金星
  • 蠍座=冥王星、サブルーラーは火星
  • 射手座=木星
  • 山羊座=土星
  • 水瓶座=天王星、サブルーラーは土星
  • 魚座=海王星、サブルーラーは木星

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第8ハウスに在室する天体の意味

結婚後の生活や財産、先祖を表す第8ハウスに入る天体について

第8ハウス 太陽

遺産運があり、親や先祖から、精神的・物質的遺産を受け継ぐ後継者です。
結婚後の生活も財運を強いが、配偶者が浪費家のである場合もある。
女性の出生図で第8ハウスの太陽に火星や天王星によるハードアスペクトの影響が優位であると夫との突然のお別れを経験する可能性があるでしょう。

第8ハウス 月

母親からの継承を表します。
また、男性の出生図の場合は妻からの継承も表します。
母親もしくは、母方からの遺伝、相続、技術の継承、社会的地位だけに関わらず、思考や癖などを受け継ぐ傾向があります。

月は記憶した事や感情をいつまでも記憶しています。

第8ハウス 水星

知識や技術の継承

水星の象徴である知性や技術または分析力を深く探究する事に執着します。
その知識は、深く関わる関係の中から得るモノですから、師匠と弟子のような関係から習得します。
その知識を利用して、推理や分析能力を高めるます。

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第8ハウス 金星

遺産や経済的援助に恵まれていますから、結婚後の生活も豊かです。
異性においても惹きつける能力に優れています。
配偶者は贅沢思考で豊かな趣味を持っている。
ただ、アスペクトがハードに働くと散財傾向になる。

第8ハウス 火星

火星は、その人のパワーを力強く押し出す天体です。
その天体が第8ハウスにあると自分の中に強い価値を押し出します。
その行動は他者の価値観が自分の価値と違うと攻撃的にぶつけます。
遺産問題が起こったり、結婚生活では衝突も多くなりやすいでしょう。

第8ハウス 木星

拡大と発展も木星が第8ハウスに在室すると結婚により経済的発展があるでしょう。
遺産運も恵まれます。
ただ、木星は「拡大・発展」を促す天体です。
良し悪しの分別はしません。
アスペクトがハードに働くと喜ばしい事柄ばかりではありません。
特定の人間関係が沢山広がるような…少々だらしない事になりかねません。

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第8ハウス 土星

制限や縮小を司る土星が第8ハウスに在室する場合、遺産は何らかの事で制限があったり、手に入っても自由にはできないかもしれません。
土星は重い責任も表しますから、他人の財産に関わる重い責任を負わされる可能性があります。
借金も「マイナスの財産」ですから連帯保証は絶対避けるべきです!
物事をスローにさせる土星は、第8ハウスの「死」を遅らせるので一般的に長命と言われています。

第8ハウス 天王星

天王星のサインは水瓶座で風のサインです。
風は「散らす」作用を持っていますから、深く強く密着することを嫌います。
従って、親や先祖から受け継ぐものから解放されたい意識が強く働きます。
遺産分与の放棄や血縁者と縁を切るなどを安易にしてしまう傾向があります。
結婚後の生活は突然の変化が起こりやすく、遺産や配偶者の財運も思わぬ変化があるでしょう。

天王星は隔世遺伝の傾向が強く現れやすいので、両親よりも祖父や祖母や親戚などからの才能や遺伝を受け継いだりするようです。

第8ハウス 海王星

海王星は物事を曖昧な状態にします。

遺産や配偶者の財運が不安定で収入や支出が不透明な為、結婚後の経済面では手に入るかどうかわからないものを当てにした生活になる傾向があります。
お酒や薬に依存するかもしれません。

第8ハウス 冥王星

第8ハウスのナチュラルハウスのルーラーは冥王星です。
冥王星の象意が強く働きます。

引き継ぐ力、密着力が強い為、他人を自分の思う様に支配したい気持ちが強く、また支配される力も強く受けます。
その為、深入りし過ぎる傾向があるようです。
宗教団体などの団体から抜け出せなくなるような事が起こるかもしれません。

金銭の貸し借りでは、面倒なことになりやすので避けるべきです。
しかし、その反面、他人の財政を立て直す才能を持っています。
冥王星のトラインアスペクトが優位な場合、冥王星の象意である「再生」を発揮します。
危険な状況に陥っても這い上がる底力に強さがあります。