第2ハウス

第2ハウスは、誕生から次の段階である「所有意識に目覚め」を表します。
自分自身の肉体も含めて、自己の所有物として「私のもの」です。
人は肉体を安定的に保持するモノ(金銭や収入)が必要で、その金銭を得る為に自分の肉体を使います。
第2ハウスは自らが稼ぎ出す「所得」を表します。
また、金銭感覚やどのような仕事で収入を獲得するかを表します。

仕事や収入に関しては、他に第6ハウス(雇用)と第10ハウス(天職)も含めて読み解きます。
ここでは、第2ハウスのみを解説します。

ハウスの三区分…サクシーデント
ナチュラルハウスのサイン…牡牛座
サインのルーラー…金星

第2ハウスの象意と解釈

肉体をモノとして考えると親から得たモノ(収入とみなす)ですから「親との繋がり」として考えられています。
金運、収入、売買、所有物、コレクション(愛着ある物)、金銭感覚、所有物、 動産、宝石や服(身を飾る物)、書画、骨董など。
自分にとって価値ある物。(美と愛)

対極のハウス

ハウスは、向かい合うハウス(対極の位置)は関連した意味合いを持っています。
この場合、第2ハウス(自ら稼ぐ財)と第8ハウス(譲り受ける財)です。

第2ハウスと第8ハウス

第2ハウスは「所得」そして対極となる第8ハウスは「遺産」を表します。
いずれも、お金が絡む対極です。

第1ハウス「自己」から発生する第2ハウスの財ですから「自分が稼ぐ所得」。
第7ハウス「パートナー(配偶者)」から発生する第8ハウスの財ですから「結婚後の経済状態」を知ることができます。
また、第8ハウスは他人の財ですから「借金」も表します。

出生図の第2ハウスと第8ハウスに天体が入るとオポジションとなります。
オポジションはハードアスペクトですから、他の天体からの調停がなく、火星や天王星が絡むと非常に金銭の出入りが激しい状況が起こりやすいでしょう。

ハウスで起こる原因

ハウスで起こる出来事は対極だけが原因ではありません。
前のハウスからの影響もあります。

第2ハウスに入る天体が良くても、その前の第1ハウスの状態が良くないと第2ハウスに影響を与えます。

第1ハウスはアンギュラーハウスですから、積極的に何かを起こす活動力が必要で「起こす」ことを成し遂げなければなりません。
まずは、エンジンが掛からないと得るモノも得れないということです。

第2ハウスに天体がない場合

ハウスに天体がない場合は、ハウス・カスプのルーラーで見ます。上記のホロスコープの場合、第2ハウスのカスプは獅子座ですから、ルーラー(支配星)は太陽です。
その太陽が第5ハウスに入り、射手座の太陽です。(第5ハウス=人生の喜び・楽しみ・魅かれるもの・創造力・自己表現・恋愛・子供・投資・ギャンブル)
第5ハウスに在室する太陽の状態を読みつつ、第2ハウスで読み解く「収入」を推測します。

この方は、冒険心が旺盛で自分が楽しみながら収入を得るような稼ぎ方をするでしょう。
第10ハウスに在室する「月」は大衆からの評価が高く、太陽とトライン(ソフトアスペクト)です。
その影響を受け、自己の欲求(月)と自己主張(太陽)との間に矛盾がなく能力を有効に活用することができます。

大衆ウケする仕事(自己表現と創造力を自由に活かす)で名声を得るチャンスに恵まれる。(第10ハウス=天職)
その名声と正比例に収入を得ることができるでしょう。

非常に恵まれた一例ですね。

第2ハウスに天体が在室することで他の天体からアフリクト(ハードアスペクトによる影響)されるより、天体がない方が良い場合もあります。

第2ハウス・カスプ

各サインのルーラー(支配星)は以下の通りです。

  • 牡羊座=火星
  • 牡牛座=金星
  • 双子座=水星
  • 蟹座=月
  • 獅子座=太陽
  • 乙女座=水星
  • 天秤座=金星
  • 蠍座=冥王星、サブルーラーは火星
  • 射手座=木星
  • 山羊座=土星
  • 水瓶座=天王星、サブルーラーは土星
  • 魚座=海王星、サブルーラーは木星

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第2ハウスに在室する天体の意味

金銭感覚を司るハウスですから、どんなスタイルで収入を得ようとするかを判断します。

第2ハウス 太陽

太陽が第2ハウスに在室する方は、豊かな生活と経済的安定が重要で人生において大きな関心があります。
自分の価値基準に見合ったモノに囲まれる事で充実感を感じエネルギーチャージが出来るタイプの人です。
逆に経済的に不安定になると極端に自信を失う傾向があるようです。
収入を得る方法としては、太陽が入るサインによって様々なです。

第2ハウス 月

感情や心を司る月が第2ハウスに在室する方は、お金や物質的な豊かさ「感情の安定」に直結します。

大衆(特に女性)からの欲求をキャッチして、収入に繋げる商才があります。
ただ、月は満ち欠けを繰り返す「不安定さ」を表す天体です。
従って、不安定な状態も付きまとう傾向がある為、金運は流動的になりやすいようです。

第2ハウス 水星

頭脳や知識を巧みに使いこなし、瞬時に判断する能力を活かすことで収入を得る事ができます。
情報産業や文筆、交通や流 通など。

収入を得る為のアイディアは泉のように湧いて出てくるでしょう。
物や金銭の動きを止めない事が健全な金運維持に繋がります。
その為、金運は流動的ではあります。

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第2ハウス 金星

第2ハウスは、金星にとってはナチュラルハウスになります。
金星が司る「楽しみ」を大いに生かし収入に繁栄させることに恵まれています。

収入を得るための職業としては、芸術関連、美しい物を扱う装 飾関連、楽しさを提供するレジャー産業やサービス関連で才能を発揮できるでしょう。

ただ、お金に対して楽観的なので浪費傾向が現れるでしょう。

第2ハウス 火星

パワフルで情熱的にお金を稼ぎ、人一倍「稼ぐ」ことに喜びを感じます。
短期集中的にお金を稼ぐ才能がありますが、浪費も激しい。

安定や固定給的な収入は好まず、成果主義思考ですからマージンが大きい仕事であれば意欲も増します。
ハードアスペクトが優勢な出生図の場合、株の運用や山師的な活動は失敗する可能性が高い。

第2ハウス 木星

木星は、拡大・寛大・豊かさを司る天体です。
木星が第2ハウスに在室する方は、金銭や財産を得るチャンスに恵まれている為、金運は良いです。

木星の発達年齢域は46歳頃です。
若い頃は貧しい生活をするこ とがあっても、木星の年齢域に達した頃には好転するでしょう。
ただ、遠い天体からのハードアスペクトがあると一筋縄ではいかないかもしれません。

社会的経済活動において公明正大な「心」と健全な「対価」を見極める能力を養う必要があります。
木星は「拡大」を促します。
調子に乗ると借金も「拡大」する事になります。

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第2ハウス 土星

土星は制限や試練を司る天体が第2ハウスに在室する場合、金銭や所有物に対して困窮に陥りことがあるでしょう。労働量に対して収入が少ない立場になることもあるでしょう。
この経験から経済的安定や保障は与えられるものではない事を骨の髄まで知り尽くします。
その結果、現実的に「財は自ら築く」ことを不屈の精神(土星的)で成し遂げます。

お金の使い方においては慎重で浪費を嫌います。
投資的な運用には不向きですが、地味にコツコツと貯蓄できるタイプです。

第2ハウス 天王星

第2ハウスに天王星が在室する場合、天王星が司る独創的な改革や方針を促します。
経済状態においては思いもよらない財を掴んだり、手放すことを繰り返し経験する為、安定した経済状態ではないです。

時代の最先端を取り入れる事で想定外の財を手に入れる可能性があります。
新しい研究開発やコンピューター関連の能力に恵まれていますから、常に先を見据えてスキルを磨くことで収入に繋がります。

第2ハウス 海王星

第2ハウスの海王星は曖昧な状態であります。
他者を助ける為に自分の財産を使い果たしたり、見えない敵に騙され財を無くす可能性もあります。
逆に思いがけない方法で財が舞い込むこともあります。
究極の「情けは人の為ならず」を味わうかもしれません。

ただ、海王星が在室もしくはカスプのルーラーが海王星だから金運が悪い!と短絡的に判断するものではなく、海王星のアスペクトの状態を考慮する必要があります。

第2ハウス 冥王星

執着を司る冥王星が第2ハウスに在室する場合、収入獲得においても激しい執着心を発動させます。
また、自分が所有する財源に対しても執着が強いです。
冥王星は自己の根底的な破壊と再生を促しますから、結果的に巨額の富を手に入れるか…その逆になるか…両極端です。
第8ハウスのナチュラルハウスのルーラーである冥王星ですから、遺産や保険金が入るような財運もあります。
ハードアスペクトが優勢に形成されている出生図の場合、お金を貸したり、保証人になるのは避けるべきです。